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｢あ、クラスのグルラから連絡きた｣
学校から帰って携帯のロックを開いてみてみると、竹中くんからのメッセージがクラスのグループに送信されていた。
内容は、担任と副担任に渡す色紙買いに行くので着いてきてください…か。
松永くんは行くというスタンプをしていたけれど、女子はだれも名乗り出なかったので、しばらく待ってみることにした。
すると、しおりからそのグループにメッセージがきた。｢うちも行きます！さとも！｣と書いてあった。竹中くんは｢ありがとう｣と書かれたスタンプを返していた。
まぁ、しおりとさとちゃんがいるなら…どうせ家にいても暇なだけだし、私も着いていこう。
そう思って、｢うちも行けます！｣とメッセージを送信した。竹中くんからは、先程と同じようにスタンプが帰ってきた。
気づいたら5人のグルラができていた。
次の日はちょうど土曜日だったので、例の買い物に行くことになった。
しおりとさとちゃんと遊ぶときによく使う歩道橋で待ち合わせした。
店まで3人で行き、そこで合流することになった。
「あ！あそこちゃう？」
「あ、ほんまや〜！おる〜！」
信号を渡り、向かいにある店へと向かった。
一成くんと竹中くんは、自転車置き場の横で2人で話しながら待っていた。ニコニコしてる…かわいい。
「たけちゃ〜ん！一成く〜ん！」
「あ、根田さんと宇崎さんと栗山さん！」
「じゃあ百均行こ〜！」
「おけ〜！」
そんなこんなで、目的地だった店に行き、その中にある百均へ行くことになった。
今回は、色紙とそれを飾るものを買いに行く。
「あ…無い、ね…」
「多分ここにあったんやな…」
「確かに…ここ空いてるもんな、」
副担任は、音楽の先生で吹奏楽部の顧問なので、ピアノの色紙にしようとしていた。それはあったのだ。
担任はサッカー部の顧問なので、サッカーの色紙を買おうとしたのだが、それが売り切れていた。
みんなの空気が重くなっていく。
やばい、気まずい…どうにかして明るくせねば…
「あらら…じゃあ別のいいやつさ探そ！」
「うん！あ、これとか…？」
「いいね！…じゃあこれとこれで色違いにしよう！」
「おぉ！ええね！」
よかった…明るくなった…
シールやなんやらを沢山買い、帰ることになった。
写真を撮ってクラスのグルラに載せ、解散することになった。
「疲れたけど楽しかった〜！」
「それな〜！」
「意外と気まずくなかったw」
「それww」
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作者名：らぬ | 作成日時：2022年2月2日 22時
