元・家庭教師と彼女の激甘逃走劇【茅ヶ崎至】 (ページ20)

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６５話元・家庭教師への願望ページ20

ドラマとかでよく見たあの紙が今、目の前にある。

至さんがペンを走らせる。

至｢A、OK？｣

『はい！』

ハンコも押した。

名前も書いた。

至｢じゃあ行こうか｣

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婚姻届を提出した。

『へへ、私ほんとに至さんに養われちゃいました』

至｢ん。
ちゃんと稼ぐから課金はやめないよ？｣

『それは止めなくていいですよ！
至さんの趣味ですもん！』

私が言うと至さんは笑った。

至｢うん。
やっぱAって純粋だわ｣

『？？』

そんなことないのにな

私もっと至さんに好きって言ってほしいし、もっと
なんていうか、イチャイチャしたい。

こんなこと言ったらどう思われちゃうかなぁ。

女の子から行くのってダメかな…

うう、こういう時に頼れる相談相手と言えば…

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『助けて、フラ中生ーーーっ！』

幸＆椋｢はい？｣

『女の子から行くのってどうかと思う！？』

幸｢……は？｣

椋｢ちょっと幸くん！
恋愛のことだよ！｣

さすが脳内お花畑の椋くん、わかってる。

幸｢あぁ。

俺なら自分から行きたいけどね。｣

椋｢僕はカッコいいところ見せたいですけど……
女の子から来ても好きな子なら嬉しいですよ！｣

うーん…

幸｢インチキエリートがどう思うかじゃないの？｣

至さんなら…

『幸ちゃん、椋くん、ありがとう！』

至さんならきっと｢プッ｣って吹き出してくれるはず