Episode 3-10 ページ10
勉強と訓練もほどほどに。
無茶は良くない、と街への散歩を提案してくれたしんぺい神に笑みを浮かべながら快諾した。
「ここはほんま、水の綺麗な国やねぇ。」
そう感慨深げに吐息をこぼすのはしんぺい神だ。
確かに、と私は相槌を打つ。
「ま、大図書館が設置されとるような国やからな。水道設備もしっかりしとるんやろ。」
「そういえば、水が超一級品だから、ここで売られるお酒もめちゃくちゃ上手いんだって話を聞いた。」
「お、行く？」
「Aもいるのに？」
一同、私に視線を向けてきた。
私は目をぱちくりと瞬きさせながら、視線を返す。
コップを持つようなジェスチャーをするしんぺい神を一瞥し、そしてロボロを見た。
『私は別にいいけど……。ロボロはその見た目で飲めるの？』
「お？ バカにしとるんか？」
『いや、バカにしてるっていうか、事実……。』
「一番傷つくやつやんけ……。」
私よりも若く見えるロボロだ。実年齢と見た目が全く比例していないのは一目瞭然。
入店できたとしても、牛乳を差し出される未来が目に見えている。
「一応、法律的には16から飲んでも良いことになってんねんけど……。」
『そうなんだ。』
「まぁどっちにしろ、ロボロには無理やろ。」
「なんやと。」
冷たく鼻で笑うトントンに、ロボロはガンを飛ばしながら、近くの酒場に足を向けた。
なんとなく、ロボロが何を言いたいのか察して、思わず苦笑いを零す。
「見とけ。お前らの目が節穴だってことを教えたる。」
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miyaana(プロフ) - 初めまして、今日この作品を発見して一気読みしてしまいました！面白すぎます...。続編も楽しみに待ってます！頑張ってください (12月11日 20時) (
レス) @page40 id: dd83a370ce (このIDを非表示/違反報告)
ランス(プロフ) - 砂糖里さん» ワクワクしてくれるなんて嬉しすぎます...！！これからも少しずつ更新していくので、どうぞよろしくお願いします...！ (9月4日 23時) (レス) id: 2ab0d8c443 (このIDを非表示/違反報告)
ランス(プロフ) - 裂けないパ◯コさん» あんばばばっ....嬉しいお言葉....頑張ります頑張ります...これからもこの作品をよろしくお願いします！！！ (9月4日 23時) (レス) id: 2ab0d8c443 (このIDを非表示/違反報告)
ランス(プロフ) - 碧さん» 返信遅くなり申し訳ないです...！！待ってくれている人がいてくれるだけで嬉しいッ、、これからも頑張ります...！ (9月4日 23時) (レス) id: 2ab0d8c443 (このIDを非表示/違反報告)
砂糖里(プロフ) - 更新お待ちしておりました…！とってもワクワクする展開で続きが気になってしまいます！作者様のペースで頑張って下さい(*´꒳`*) (8月22日 7時) (レス) id: bc73dba8c9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ランス | 作成日時：2022年2月10日 20時
