Episode 3-6 ページ6
目の前に聳え立つ大きな扉。
白いコンクリートの壁に、レンガの屋根と花々が綺麗に装飾され、より一層美しさを際立たせた。
私は、思わず目を輝かせてしまう。
『ここが、国立大図書館……！』
「世界最高峰って言われとるな。大抵の魔術の本は集まっとると思うで。」
そう言ってしんぺい神が一歩踏み出すと、私たちの入場を歓迎するかのように扉が開かれた。
しんぺい神は何も言わず入口を括り、私も慌てて跡をついていく。
扉が勝手に開かれたことに関しては常識の範囲内なのだろうか……。
私は心臓が飛び出そうなくらい驚いたのだが……。
「おー、この図書館まだあったんか。」
「長いな……。200年前にもあったで、確か。」
『あの、話の次元が違うんですけど、あなた方……。』
まぁ、想像はしていたけど。多分、悪魔は長寿なのだろう。
「んじゃ、俺は何冊か見繕ってくるから、好きなもん見てて。」
短い廊下を渡り、本棚がズラリと並ぶ室内にたどり着くと、しんぺい神は軽く手を振りながら、奥へ足を運んでいった。
私はその背中を見送り、苦笑を浮かべる。
好きなもん見てて…って言われてもなぁ……。
無数に並ぶ本棚は、視界を埋め尽くしていると言っても過言ではない。
『とりあえず、気になる本読も。』
既に本を手にとって読んでいるトントンとロボロに習い、手近な本に目を向けた。
題名は日本語ではないけど、何故だか理解はできている。
これも、異世界特典なのかなぁ。
この世界の言葉は自然に馴染んでいた。
『………あ』
無数に並ぶ本を順々に眺めていき、ある一点に目が止まる。
"七つの悪魔"
何かに導かれたかのような偶然に若干の不安を感じ取りながら、その本を手にとった。
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miyaana(プロフ) - 初めまして、今日この作品を発見して一気読みしてしまいました！面白すぎます...。続編も楽しみに待ってます！頑張ってください (12月11日 20時) (
レス) @page40 id: dd83a370ce (このIDを非表示/違反報告)
ランス(プロフ) - 砂糖里さん» ワクワクしてくれるなんて嬉しすぎます...！！これからも少しずつ更新していくので、どうぞよろしくお願いします...！ (9月4日 23時) (レス) id: 2ab0d8c443 (このIDを非表示/違反報告)
ランス(プロフ) - 裂けないパ◯コさん» あんばばばっ....嬉しいお言葉....頑張ります頑張ります...これからもこの作品をよろしくお願いします！！！ (9月4日 23時) (レス) id: 2ab0d8c443 (このIDを非表示/違反報告)
ランス(プロフ) - 碧さん» 返信遅くなり申し訳ないです...！！待ってくれている人がいてくれるだけで嬉しいッ、、これからも頑張ります...！ (9月4日 23時) (レス) id: 2ab0d8c443 (このIDを非表示/違反報告)
砂糖里(プロフ) - 更新お待ちしておりました…！とってもワクワクする展開で続きが気になってしまいます！作者様のペースで頑張って下さい(*´꒳`*) (8月22日 7時) (レス) id: bc73dba8c9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ランス | 作成日時：2022年2月10日 20時
