Episode 3-5 ページ5
会議はさらに続く。
七つの悪魔について一通り理解を得たあと、しんぺい神がある一冊の本を机上に置いた。
桃色の本だ。
『これって……トントンを召喚したときの悪魔の書と色違い……。』
「そ、ロボロの悪魔の書や。Aちゃん、この本に目を通したことある？」
『あぁ……なんか……色々紋章が描かれてたよね。何かの呪文？』
しんぺい神にそう質問を投げかけると、彼はきょとんとした表情を浮かベ、そしてふいに笑い出した。
「あははっ、ほんまこの主従、今の今までどうやって生き残ってきたん。」
『今の今までっていうか、契約して3日目ですよ、私ら。』
「………………まじ？」
「まじまじ。」
私の発言に一時固まったかと思うと、トントンに真意を求め、肯定され、再度しんぺい神は固まった。
この数日、色濃い出来事が次々舞起こり忘れていたが、私の異世界生活はそう長くないのである。
私の体感はもう一ヶ月くらい経った勢いだけどね……。
「3日でこの信頼関係はなんなんや…………。」
固まるしんぺい神の代わりに、ロボロがガシガシと頭を掻きながら、呆れたように口を開いた。
「まぁええわ。Aが素人なのは前々から感じてたことやし……。3日なら、何も知らんくて仕方あらへんか……。いや仕方ないのか………？ トントン、ちゃんと説明しいや。」
「んいやぁ……。うちのご主人、魔術に関しても素人さんみたいで。説明するにも、時間がなかったんよ。」
「…………………そっからかぁ。」
『ぐぅっっ何の話をしているかはさっぱりだけど、とりあえず私の不甲斐なさが原因なのは伝わったぞ！』
胸を抑え、目をギュッと瞑る。
すると、固まっていたしんぺい神がふいに、机をバァン！ と叩き、勢いよく立ち上がった。
「よし、図書館に行こう。」
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miyaana(プロフ) - 初めまして、今日この作品を発見して一気読みしてしまいました！面白すぎます...。続編も楽しみに待ってます！頑張ってください (12月11日 20時) (
レス) @page40 id: dd83a370ce (このIDを非表示/違反報告)
ランス(プロフ) - 砂糖里さん» ワクワクしてくれるなんて嬉しすぎます...！！これからも少しずつ更新していくので、どうぞよろしくお願いします...！ (9月4日 23時) (レス) id: 2ab0d8c443 (このIDを非表示/違反報告)
ランス(プロフ) - 裂けないパ◯コさん» あんばばばっ....嬉しいお言葉....頑張ります頑張ります...これからもこの作品をよろしくお願いします！！！ (9月4日 23時) (レス) id: 2ab0d8c443 (このIDを非表示/違反報告)
ランス(プロフ) - 碧さん» 返信遅くなり申し訳ないです...！！待ってくれている人がいてくれるだけで嬉しいッ、、これからも頑張ります...！ (9月4日 23時) (レス) id: 2ab0d8c443 (このIDを非表示/違反報告)
砂糖里(プロフ) - 更新お待ちしておりました…！とってもワクワクする展開で続きが気になってしまいます！作者様のペースで頑張って下さい(*´꒳`*) (8月22日 7時) (レス) id: bc73dba8c9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ランス | 作成日時：2022年2月10日 20時
