Episode1-16 ページ18
___夜闇には明るすぎる異質な夕暮色がヒラリと舞った。
「どう?」
「豚面の方は最初から気づいてると思うで。」
「主の方は? 察知されてない?」
「多分。」
「なるほどぉ。んじゃ初心者やな。」
夕暮色を迎えた色素の薄い青年は、綺麗に輝く星空を見上げた。
「相手はあの憤怒の悪魔と名高い"元補佐官"様。本当に大丈夫なん?」
「同じ土俵に立てる相手やないと俺を殺せる可能性皆無やろ。」
「そっか死にたいんだっけか。」
「それに、主から格が違うのは明白や。」
「ふふ、信じてくれてるの?」
「あほ、ただの利害関係やろ。都合がええだけや。」
声のトーンがわずかに上がった夕暮色に、全身空色の青年は目を細めた。
「行こっか、俺の可愛いロボロ。」
「きっしょ。」
夜闇には明るい色が、2つ、次第に溶け込んでいく。
その様は異様だった。
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なと(プロフ) - 運命/パロありがとうございます…!イケメン好き主人公とっても好きです!設定への落とし込み方楽しみにしつつ次作読みます! (12月3日 22時) (レス) @page48 id: 325b0ea001 (このIDを非表示/違反報告)
ランス(プロフ) - ピット☆さん» 素敵だなんてっっ!嬉しすぎます!コメント、ありがとうございました〜!!m(_ _)m♡ (2022年2月10日 20時) (レス) id: e1502b08a4 (このIDを非表示/違反報告)
ピット☆(プロフ) - とても素敵な作品なのでこれからも頑張ってください!更新お待ちしてます! (2022年1月29日 13時) (レス) @page48 id: 9c7661f737 (このIDを非表示/違反報告)
ランス(プロフ) - runvaさん» うわ〜〜〜!!!嬉しすぎます……!!!表現は特に試行錯誤したのでそう言ってもらえて良かったです♪励みになります!コメントありがとうございました〜!!! (2022年1月2日 16時) (レス) id: e1502b08a4 (このIDを非表示/違反報告)
runva - 戦闘時の表現、設定の細かさ、内容の濃さ、どれを取っても良いものしかありませんねぇ!更新頑張ってください!続きが出るまでループしてます! (2022年1月2日 0時) (レス) @page48 id: 409c60bc95 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ランス | 作成日時:2021年10月12日 15時