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久しぶりの仕事がない朝、いつもより少し遅めに起きて何をしようかと考えていると携帯電話が鳴った。

表示を見るとそこにはきょもの名前があり、俺は慌ててその電話に出た。

『もしもし、きょも??』

『(...樹。休みのところ申し訳ないんだけどさ。)』

『どうした??』

『(...ちょっと、助けてくれない??)』

すごく困っているきょもの声で、俺はすぐに行くと言って電話を切った。

ラフな格好だが着替える余裕はなかった。

車を飛ばしてきょもたちが住んでいるマンションに着いて、部屋番号を押すとすぐにセキュリティーが解除された。

中に入って部屋のある階までエレベーターで移動して、扉の前に到着してインターフォンを鳴らすと少しして扉が開いた。

『...樹。』

出迎えてくれたきょもは困り顔で、俺はとりあえず中に入れてもらった。

『...ごめんね。でも、何をどうしたらいいか分からなくて。』

きょもがそう言いながら案内してくれたリビングのソファーには横になっている北斗が居た。

俺はソファーの近くで跪き、目元を隠している腕をそっと退かした。

『...北斗。』

そう呼ぶとゆっくり目を開けてくれた。

『...樹。』

案外言葉はハッキリしていて、風邪を引いている感じではなかった。

だが額に触れると熱く、きょもが焦るのもなんとなく理解できた。

『...病院は??』

『...行かなくて、いい。』

『大丈夫なのか??』

『...ん。』

『分かった。とりあえず、熱下げなきゃな。』

そう言って俺はきょもを見た。

『きょも。冷却シート、ある??』

『...うん。』

『持ってきてもらえる??』

『...分かった。』

そう言ってきょもが行動するのを見てから視線を北斗の方に戻した。

『寒くない??』

『...大丈夫。』

『良かった。たくさん汗かいて、熱下げような。』

『...ん。』

そういっている間にきょもが他にも色々持って戻ってきてくれて、一緒に北斗の為に行動した。

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seri(プロフ) - かなとさん» ご指摘ありがとうございます。今、外しました。今回、外し忘れていたみたいです。 (2019年9月16日 10時) (レス) id: 3d0ba2a134 (このIDを非表示/違反報告)
かなと - オリジナルフラグをお外し下さい。違反だという意識はないんですか? (2019年9月16日 10時) (レス) id: 6cf0053b79 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:seri | 作成日時:2019年9月16日 9時

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