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レッスンの休憩中､それぞれが水分補給をしたりする中で俺の目の前にいるヤツはひたすら鏡と向き合って躍り続けている｡
確かに彼は遅れている｡
振り入れも遅かった｡
でもそれは彼が忙しいから｡
そして遅れているといっても今日一日で取り戻せるほどごく僅か｡
なのに､彼は必死に汗を流している｡
そんな姿を俺を含めてメンバー全員が見つめている｡
『...っ..｡』
そしてその瞬間は訪れたように彼の体は少しふらついた｡
考えるよりも先に体が動き､俺は床に体が着く前に何とか脇を支えてあげることができた｡
『...っ..｡』
『...京本｡終わり､な｡』
そう言って俺は支えながら歩き出し､ソファーに近づくと高地が立った｡
無人になったソファーに寝かせ､俺は樹を見た｡
すると樹は小さく頷いてくれて､そっと近寄ってきて京本の側に跪いた｡
『きょも｡』
『...ごめん｡』
そう言って腕で目元を隠した京本に樹は手を伸ばした｡
『終わるまで､ここを動かないで｡いいね??』
樹にそう言われた京本は小さく頷いた｡
それからレッスンが再開され俺たちはいつも以上に集中して取り組み､懸命に振り入れを体に叩き込んだ｡
｢じゃあ､ここまでにしよう｡｣
その声に俺たちは頭を下げ､着替えを各自済ませた｡
それから樹と慎太郎が京本を支え､�眞呂伐兇濃或佑硫拱�を持ってジェシーが先頭を歩いた｡
車のドアをジェシーが開け､一番奥に樹と京本だけが先に乗り込んだ｡
そして俺たちが続々と乗り込んで､マネージャーの運転で家へと向かった｡
家に着いて京本を部屋に運び､樹たちは心配そうな表情のまま帰っていった｡
とりあえず上着は樹たちがいる間に脱がせ､着替えもついでにさせた｡
ベッドに寝かせた今は休ませる前よりかは顔色は改善されつつある｡
だが､油断はできないの緊張感も抱いている｡
明日の朝イチで病院へ行っておくべきかもしれないと思い､その準備に取り掛かった｡
病院に電話するとまだ受付の人は居てくれてどうにか予約を取りつけることができて､俺は小さく息を吐いた｡
とにもかくにも､まずは今の状態を幾分か調えなくてはならないとすぐに思考を変えてキッチンに向かった｡
食べやすいように出来るだけ小さく食材を切り､少しでも多くの栄養を摂ってもらえるように具だくさんにした｡
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seri(プロフ) - かなとさん» ご指摘ありがとうございます｡今､外しました｡今回､外し忘れていたみたいです｡ (2019年9月16日 10時) (
レス) id: 3d0ba2a134 (このIDを非表示/違反報告)
かなと - オリジナルフラグをお外し下さい。違反だという意識はないんですか？ (2019年9月16日 10時) (レス) id: 6cf0053b79 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：seri | 作成日時：2019年9月16日 9時
