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少し早めに着いた楽屋にはもっと早くに着いたであろう先客が居た｡
近づくと顔がこちらに向けられた｡
『おはよう､樹｡』
『おはよう｡きょも､早いね｡』
『樹に会いたくて｡』
そう言って微笑むきょもは女神のようだった｡
『ご機嫌さんだね｡』
『ふふ｡』
『楽しかった??』
『楽しかったよ｡』
『そっか｡』
そう言って俺はきょもの隣に座って頭に手を乗せ､ポンポンと叩いた｡
『きょもは笑った顔までかわいいね｡』
『なんだよ､それ｡』
『あ､北斗には内緒だからね??』
『ふふ｡言わないよ｡』
そう言ってきょもは変わらず微笑んでくれた｡
『きょも｡』
『なに??』
『...いいんだからね??』
『ん??』
『...言っていいんだからね??辛いとか苦しいとか｡同じにはなれなくても､寄り添うことはできるから｡』
『...｡』
『それが例え八つ当たりでも｡俺たちは側に居るから｡』
『...樹｡』
『...忘れんなよ??』
そう言ってニカッと笑うときょもは眉を下げながら笑ってくれた｡
『...ありがとう､樹｡』
『いいえ｡』
そう返して俺は今日の資料に目を通した｡
一緒に挑んだ収録はなかなかの手応えで､スムーズに進められた気がした｡
スタッフさんに挨拶を済ませて着替えてから一緒に外に出ると既に移動車が停まっていた｡
車に乗り込んで少しすると俺の肩にきょもが頭を寄せてきた｡
『疲れた??』
『良い疲労感｡久しぶりに仕事したーって｡』
『ふふ､そっか｡』
『樹｡』
『んー??』
『仕事って､やっぱりいいね｡』
『...｡』
『メンバーって､やっぱりいいわ｡』
『...｡』
『好き｡』
そう言われて俺は腕を回してきょもの髪を撫でた｡
続く (更新停止中)
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seri(プロフ) - かなとさん» ご指摘ありがとうございます｡今､外しました｡今回､外し忘れていたみたいです｡ (2019年9月16日 10時) (
レス) id: 3d0ba2a134 (このIDを非表示/違反報告)
かなと - オリジナルフラグをお外し下さい。違反だという意識はないんですか？ (2019年9月16日 10時) (レス) id: 6cf0053b79 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：seri | 作成日時：2019年9月16日 9時
