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仕事が休みの日、俺は久しぶりに一人で外に出た。

昨日の夜、一人で行動することを報告すると北斗はあれこれと心配してくれた。

最終的に夕方には帰ってくることを約束させられ、渋々という感じで送り出してもらった。

はずだった。

『...何で慎太郎が居るわけ??』

後を誰かにつけられている気がして角を曲がって影に隠れれば、姿を現した慎太郎に小さく息を吐いた。

『何でだろうね??』

『北斗に頼まれたの??』

『偶然見かけたの。』

『仕事は??』

『休み。』

そう言われて俺はまた小さく息を吐いた。

『一緒に行く??』

『行ってもいいの??』

『いいよ。』

『やった。』

そう言って慎太郎は先を歩き出し、俺はそんな姿にクスッと笑った。

バスを何個か乗り継ぎ、タクシーで更に移動して着いた場所は自然が広がる丘。

『きょもの今日の目的地はここ??』

『そう。』

『一人になりたかった??』

『うーん、そうではないかな。』

そう言って俺は備え付けてあるベンチに座った。

『一人でフラッと来たりするけど、誘う人が居ないだけで。タイミングとかさ。』

『ふーん。』

そう言いながら慎太郎は少し距離を空けてベンチに座った。

そんな慎太郎の方を見て、俺は少し距離を詰めた。

『慎太郎って、意外と紳士だよね。』

『...何それ。』

『隣に座ればいいのに。』

そう言って俺は正面を見た。

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seri(プロフ) - かなとさん» ご指摘ありがとうございます。今、外しました。今回、外し忘れていたみたいです。 (2019年9月16日 10時) (レス) id: 3d0ba2a134 (このIDを非表示/違反報告)
かなと - オリジナルフラグをお外し下さい。違反だという意識はないんですか? (2019年9月16日 10時) (レス) id: 6cf0053b79 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:seri | 作成日時:2019年9月16日 9時

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