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北斗が俺たちの輪から離れていき､鏡越しで様子を窺いつついるときょもが北斗に寄り添って目を瞑った｡
しばらくすると俺たちの会話は無くなり､控え室がシーンとなると北斗がクスッと笑った｡
『みんなって､やっぱり京本に優しいよな｡』
『...北斗が一番じゃん｡』
『まぁね｡』
『なぁ､北斗｡』
俺と北斗の会話に入ってきたのは､�眞呂世辰�｡
『お前､幸せ??』
『...は??』
『幸せ??』
もう一度�眞呂�そう聞くと北斗は分かりやすいくらいに不機嫌な表情をした｡
『...怒んなよ｡』
『...怒ってないし｡』
『いや､怒ってんじゃん｡』
そう言われて北斗は�眞呂鮓�つめた｡
『�眞呂砲呂匹Ω�える??』
『俺??』
『そう｡』
『...俺には､幸せそうに見えるよ｡』
『幸せだからね｡』
『...大我が幸せだから??』
『...聞いてたんだ｡』
『聞こえたんだ｡』
そう�眞呂�返すと､北斗はきょもの体をゆっくり倒して頭を自分の膝に乗せて体には自分の上着を掛けてやった｡
『...別に京本が幸せだから幸せなんじゃない｡』
『...｡』
『京本が隣に居るから幸せなんだ｡隣に居る京本が俺に幸せを感じさせてくれるだけ｡』
そう言いながらきょもの髪を撫でる北斗は優しくて愛に溢れていた｡
『...ツラくないって言ったら､嘘になる｡』
『...｡』
『...99の苦悩や不安は1の幸福や喜びが塗り替えてくれるんだ｡』
『...北斗｡』
『...何度も挫けそうになった｡何度も避けられたし｡』
そう言って北斗は俺たちの方を見た｡
『それでもこうして側に居て､追いかけるのは愛してるからなんだ｡それはきっと京本を失ってしまう時が訪れても変わらない｡』
強い意志と包容力の豊かさは北斗の成長した一面であり､それはきょもへの愛なんだと胸が締め付けられるくらいに分かった｡
『...北斗､良い男になったな｡』
俺は思ったことを口にした｡
すると北斗は温かく微笑んだ｡
『...本当にそうなら､京本が良い男にしてくれたんだ｡』
『きょもほく!』
『いや､逆かな｡』
『うわー｡』
そう言いながら俺は少しホッとした｡
ついさっきまで少しピリッとしていた空気も穏やかになった気がした｡
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seri(プロフ) - かなとさん» ご指摘ありがとうございます｡今､外しました｡今回､外し忘れていたみたいです｡ (2019年9月16日 10時) (
レス) id: 3d0ba2a134 (このIDを非表示/違反報告)
かなと - オリジナルフラグをお外し下さい。違反だという意識はないんですか？ (2019年9月16日 10時) (レス) id: 6cf0053b79 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：seri | 作成日時：2019年9月16日 9時
