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目が覚めると夕日が差していて､手には優しさと温かさを感じた｡
そして側で腕を枕にしながら眠る姿を見て､俺は手を伸ばして髪に触れた｡
『...ん..｡』
声が反応して体もグズグズと動き出し､顔がゆっくり上がって目が合った｡
『...北斗｡』
瞳は不安そうに揺れ､表情は少し儚く､雰囲気は消えてしまいそうだった｡
そんな姿を見て手を伸ばして頭の上に乗せた｡
『...そんな顔､しないでよ｡大丈夫だから｡』
『...っ..｡』
『...側に居てくれて､ありがとう｡寂しくなかった｡』
そう言うと京本は俺の体にダイブするように覆い被さってきて､ぎゅーっと抱きしめた｡
それから少しして樹が作ってくれたお粥を京本が食べさせてくれて､体を拭いてもらった｡
それから少し京本に支えてもらいながら寝室に向かい､ベッドに横になってから手を引き寄せた｡
『北斗??』
『側に居て｡』
『どうしたの??』
『嫌??』
『そうじゃなくて｡』
そう言って京本はこちらを見た｡
『...珍しいじゃん??北斗が甘えてくれるの｡』
『ごめんね｡』
『...え??』
『すごく焦った??』
『...｡』
『不安にさせたよな｡』
『...北斗｡』
『何となく､理解した｡いつも京本は俺に申し訳なさそうするのを見て､そんなこと気にしないでいいのにって思ってさ｡でも､こうして体調崩す度に分かる｡』
『...｡』
『...俺もこんな表情してるんだなって｡』
『...｡』
『...で､もっと強くなろうと思った｡京本がもっと俺に寄り掛かってくれるように｡』
そう言うと京本は眉を下げた｡
『...北斗｡』
そう呼んで京本はピタッと体をくっ付けてきた｡
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seri(プロフ) - かなとさん» ご指摘ありがとうございます｡今､外しました｡今回､外し忘れていたみたいです｡ (2019年9月16日 10時) (
レス) id: 3d0ba2a134 (このIDを非表示/違反報告)
かなと - オリジナルフラグをお外し下さい。違反だという意識はないんですか？ (2019年9月16日 10時) (レス) id: 6cf0053b79 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：seri | 作成日時：2019年9月16日 9時
