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二度目の目覚めは先程よりはスッキリしていて､ゆっくり体を起こした｡
辺りを見渡しているとドアが静かに開き､見つめていると目が合った｡
『気分はどう??』
『さっきよりは全然平気｡』
『良かった｡朝ごはん､食べよう｡』
『...ん｡』
そう言って布団を捲り､床に足をつけた｡
そして一度息を吐いてからグッと体に力を入れて立ち上がった｡
『...大丈夫そう??』
『うん｡』
そう答えて俺は歩き出した｡
リビングに向かい椅子に座ると目の前に皿が並んだ｡
『食べられるだけでいいから｡』
『...いただきます｡』
そう言って俺は手を合わせた｡
朝ごはんは雑炊で薄めの味付けで､北斗の優しさがたくさん詰まっている気がした｡
でも思ったより進まなくて困っていると北斗が手を掴んだ｡
『お腹いっぱい??』
『...ごめん｡』
『謝らなくていいって｡結構食べてくれてて､安心してる｡』
『...｡』
『片付けるよ｡』
そう言って北斗は立ち上がり､後片付けを始めた｡
少しして俺は椅子から立ち上がり､部屋に向かった｡
着替えを進めていったがやっぱりそこはまだ回復しきってない身体が言うことを聞いてくれず､俺はゆっくりベッドに座った｡
目を瞑って少し俯いていると肩にフワッと何かを掛けられてゆっくり顔を上げた｡
『...北斗｡』
『まだぐるぐるする??』
そう聞かれて俺は首を横に振った｡
『...でも､心配だからもう少しこのまま座ってて｡』
そう言って北斗は俺をぎゅーっと抱きしめてくれた｡
それからは北斗が見守ってくれている中でゆっくり着替えを済ませ､戸締まりを確認してから二人で外に出た｡
待っていてくれたタクシーに乗り込んで病院に向かい､すぐ診てもらい変わらず北斗に見守られながら点滴を受けた｡
『良かったな｡進行のせいじゃなくて｡』
『...ん｡』
『眠れるようなら眠っときな｡俺のことは気にしないで｡』
『...ありがとう｡』
そう言うと北斗は微笑み､髪を撫でてくれた｡
次第に瞼に重たくなりだし､ゆっくり目を瞑った｡
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seri(プロフ) - かなとさん» ご指摘ありがとうございます｡今､外しました｡今回､外し忘れていたみたいです｡ (2019年9月16日 10時) (
レス) id: 3d0ba2a134 (このIDを非表示/違反報告)
かなと - オリジナルフラグをお外し下さい。違反だという意識はないんですか？ (2019年9月16日 10時) (レス) id: 6cf0053b79 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：seri | 作成日時：2019年9月16日 9時
