零れた声 by鈴色すずは ページ2
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僕の大好きな冬について、一通り考えた後。
「雪、降らないかなぁ……」
北風に煽られながら、自分の願望を思わずぽつりと呟いてしまった。
あっ……!と反射で口元へ手をやるも、まぁ間に合うわけがない。
恥ずかしくなった僕は、途端に肩に背負った通学鞄の紐を、ぎゅっと握りしめた。
そのとき、冷たい風の吹く感触と共に、誰かに「亮磨!」って名前を呼ばれた気がして、声のした方へ体を向けたんだ。
……動いてから、そういえば僕の名前を呼ぶ友人なんていないな、って気づいたんだけどさ。
寂しい現実を思い出した、僕の二つの目が捉えたのは──。
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鈴色すずは(プロフ) - 更新しました!もし何か間違いを犯していればご報告ください……! (2020年8月3日 23時) (レス) id: 28a64f3f5b (このIDを非表示/違反報告)
鈴色すずは(プロフ) - わざわざ返信ありがとうございます……!では、更新させて頂きますね! (2020年8月3日 23時) (レス) id: 28a64f3f5b (このIDを非表示/違反報告)
しき(プロフ) - 鈴色すずはさん» どうぞどうぞ!勝手に更新しちゃってください!!! (2020年8月3日 23時) (レス) id: f7f2a05743 (このIDを非表示/違反報告)
鈴色すずは(プロフ) - はじめまして、コメント失礼します。とても新鮮な作品で、思わず惹かれました……!勝手に更新して良いのであれば、次話を更新させて頂きたいです。 (2020年7月29日 17時) (レス) id: 28a64f3f5b (このIDを非表示/違反報告)
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