不器用人生２ 【赤】

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沢「へぇ〜じゃあ、殆どの曲は安田が書いてるん？」


渋「そうなんです。他のメンバーもちょいちょい作るんすけど」


沢「歌詞も？？」


渋「基本的にはそうっすね！」


沢「随分女心分かってる歌詞かくなぁ〜」


渋「ギター弾くと人変わるんすけど、

普段は女っぽいんですよあいつ(笑)」


沢「女の子と言えばさ、一人いたやん？

前の資料の時はいなかったけど、

あのこはサポート？」


渋「そ…うなんすけど、

ちょっと当分は定着しちゃいそうな感じで…」


ハ「あれってAちゃんだよね？？

ﾗｲﾌﾞで知ったからびっくりしちゃったよ！！

元々仲良かったもんな〜」


渋「あっ仲いいっちゅうか、

ハルさんっ実はいつもはなしてたん…」


沢「ええんやない？？

見た目もよかったし、紅一点女の子入れても！！」


渋「あっでも、

あいつはﾐｭｰｼﾞｼｬﾝになる夢とかそないないと思うんすけど…」


沢「そか。まぁそれはおいおいやな！！」


渋「はいっ」


ハ「ん？今すばる何か言いかけた？？」


渋「あっそう、Aなんすけど…」


沢「あっ！！でも！！」


渋「え？？」


沢「メンバー内で付き合うんだけはやめてな？

そういうんあると、めっちゃモメんねん。

ﾃﾞﾋﾞｭｰの話進んどったのに、

仲悪なったり、脱退したりでダメになった奴らようみたわ」



ハ「そうですね…うん、確かに。」


”そんでなんの話？？”

って聞き直してくれたハルさんに、


渋「いやっ…あのっ…

あいつ、あのっ…」



”ヒナの妹やなくて親戚なんです”


なんてどうでもいい事ゆうて

それ前も聞いたし！って笑うハルさんと


ヒナって子は誰？可愛いの？？

ってヒナを女やと思ってる沢目さんと



”沢「メンバー内で付き合うんだけはやめてな？」”


って言葉が頭から離れんくて

ちゃんと目をみて話す事が出来ひんかった。



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