不器用人生２ 【赤】

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次の日は、日曜日やったし、

２人で昼までねむっとった。


Aを後ろから抱きしめて、

腰に手を回してる形で目が覚める。



口にあたる髪の毛がこしょばい。


ん〜〜〜って足もAに乗っけて

より密着する。



『ふふっ(笑)』


渋「ん？？起きたん？？」


『重たい〜』


渋「重たいし？？」ﾆﾔﾆﾔ


『……当たってる』


渋「朝から元気なんは若い証拠やな♪」ｺｿ


後ろから耳元で囁いて


渋「おりゃっ！！」


ってそのまま馬乗りになって布団の中でいちゃこく。



夕方あたりまでまったりして

一緒に家をでてAは家に、

俺はﾊﾞｲﾄに向かった。



支度をして店に出る。


渋「お疲れ様でーーーっすっ！」


ﾏｽﾀｰ「おっ元気いいねぇ」


渋「昨日のﾗｲﾌﾞ上手く行ったんすよっww」


ﾏｽﾀｰ「それだけか〜？？」ﾆﾔﾆﾔ


渋「ﾏｽﾀｰむっつりな顔しとりますよ(笑)」


ﾏｽﾀｰ「どうなの、そっちは♪」


渋「まぁﾎﾞﾁﾎﾞﾁですわ(笑)」


ハ「なにがﾎﾞﾁﾎﾞﾁなの〜？？」


渋「あっハルさん！！

昨日はありがとうございましたっ！」


ハ「久しぶりに見たけど凄い成長してたなぁ」


渋「ほんまですか？？」


ハ「本当だよっ！！ね？沢目さん！！」


ん？？

沢目さん？？沢目さんって昨日来てた事務所の偉いさんの？？


沢「うん。ほんま、凄いよかったで？？」


渋「たっ！！…沢目さん！！」


あかん。昨日みんなで狸みたいなおっさんやったな

って話し過ぎて、たぬきさん言おうとしてもうた。


渋「昨日はありがとうございましたっ！！」


沢「いやいや俺もな？ﾃﾞﾓばっかやったから

一回ちゃんと見て見たかったんよ」


”ありがとうございますっどうぞっ”

っ言いながら、カウンターに座って貰って

おしぼりを出す。


うわっめっちゃ顔拭いとるし(笑)

めっちゃ凄い人やっていつもくる事務所の人はゆうとったけど

こうみるとただのおっさんやなww



でも、その後話してくれる事は、

色んな音楽について語るだけやなくて

有名な人の話や教訓など

俺でもすぐに凄い人やなって分かる位やった。


ハルさんも可愛がって貰ってるってゆうてるのとか聞いて、

師匠の師匠やん！！って心の中で思ったりもした。



だいぶ飲み進んだ頃、

話しはまた俺らのバンドに戻って、

何曲目のアレンジを変えてみたら面白いかもとか

いろんなアドバイスをくれた。



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