不器用人生２ 【赤】

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村「まぁその話は一旦置いといて。

そんでそん時に、

”おぉAの彼氏かっ”って言われて。

ちゃいますって〜兄みたいなもんですって〜ってゆうたら、

”すばるにはゆうたけど、ﾊﾞﾝﾄﾞ内恋愛はすんなよ〜

したら戻さへんぞ”って。」


....ん？


横「すばる、それ言われたから別れたんやろ？」


渋「....」


横「付き合ったままやったら、

ﾃﾞﾋﾞｭｰさせへんって感じの言い方やったもんな」


村「ほんますまん。。」


渋「なんでそこでヒナが謝んねん」


村「俺が抜けへんかったらさ、

Aがｻﾎﾟｰﾄに入る事もなかったし、

俺らが辞めへんかったら、

お前がﾒﾝﾊﾞｰがもぉ辞めんように気使って

Aを入れたままにせんくても良かったやろ？」


渋「でもそれは…」


村「しゃあなかった。あん時は。

でも言い方が悪かってんな。」


横「それはホンマ、俺もそうやわ。」


渋「何か話見えへんねんけど…

ってか、さっきの話どういう事？なんで事務所の人とか

会ってたん？」


村「その事については…」


横「みんなにも説明せなあかんから…」


そう言って口をつぐんだ２人はその場で年下組に連絡して

学校の後、俺の家に来てくれって連絡した。

終業式だったらしい年下組は

そのメールと共に早退をして、すぐに家に来た。



横・村「「本当にすまんかった！！」」


４人が来ると、

本日二回目の２人そろっての謝罪が始まる。



安「えっ何？？これ、どういう事？」


錦「すばるくん、２人どうしたん？」


渋「俺にもようわからんねん」


村「俺からええか？」


横「おん」


村「あんな、うちの会社、潰れかけててん。

ほんで、手伝うてくれ言われてﾊﾞﾝﾄﾞ辞めたんやけど…

俺、ほんまは絶対ﾊﾞﾝﾄﾞ戻ろうと思っとって…」


安「やから練習してたんやね…」


渋「練習って？」


安「村上君、Aに新譜渡した時ｺﾋﾟｰしに行っとって…」


村「まぁそんでな、今、会社持ち直してん。

むしろ前より景気良くて。んで…」ﾎﾟﾝ


横「あっ…おん。。

俺はな、皆の邪魔になりたくなかったんよ。

歌もうまないし、あいつなんでおんの？ってなって

ﾃﾞﾋﾞｭｰの足かせになるん嫌で..ほんならなんか出来るようになったら

ええんちゃうかって言われて...その...

ﾄﾗﾝﾍﾟｯﾄを…練習しててん。辞めてから…」


村「だいぶええ感じなんやで？

ほんでな...なにが言いたいかって言うと....」



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