90(あなたside) ページ40
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五「さっきのお友達さ、なんか持ってたね」
ご飯を食べてる時、
急に五味さんが横山くんの話をしてきた。
横山くんが歩いていくのを見た時、
”お友達?”って聞いてきた五味さんに
『はいっ!あっでも元々はしんちゃんのお友達ですっ』
って答えると、そっかって笑っただけで
他に何も話さなかったんだけどな...
『確かにっ持ってましたね!なんか黒い重そうなケースみないな…』
五「仲良しなの??」
『はい…でも最近はそんなに会ってなくて…』
ってそこまで言うと、
なにか言いたげな顔の五味さん。
『どうしたんですか??』
五「いやっその〜好きだったりして…」チラッ
『横山くんを??違いますよ(笑)』
五「そっか!!
いや〜なんか会った後少し考えこんでたからさ〜」アハハ
....それは、、
横山くんがすばるくんに言うかな…とか思ったから。
五「じゃあ、デートって聞かれた時、
はいっって言っちゃえばよかったな♪(笑)」
なんて笑ってる五味さんに、
なんて返事したらいいか分からず愛想笑いしながら
お水を飲んだ。
それからも色々と聞かれながら
ご飯が食べ終わると
スマートにお会計をすましてくれて、お店を出た。
『あのっご馳走様でしたっ!』
五「いいの、いいの!当然だから♪
ご飯付き合ってくれただけで嬉しいのに、
クリスマス過ごせてラッキーだよ♪」
...本当にいい人だな。
五「Aちゃん、まだ時間大丈夫??
もう少し一緒に居れる??」
『...えぇ〜っと〜』
どうしようと思って、
時間確認するふりして携帯を開くと映るメールの通知。
『ちょっとすみません。』
一度声をかけてからメールを開く。
渋”メリークリスマス”
.....
五「...どうしたの?何かあった??」
『あのっ…すみません…私もう帰らなくちゃ…』
五「そっか...じゃあ駅までおくっ…」
『すみません!!ご馳走様でした!』
勢いよくお辞儀をして、走り出す。
”メリークリスマス”
たった一言なのに、私には何故だか
”よかったな”とか、
”さようなら”って意味があるように思えてならない。
あのすばるくんが、ただクリスマスを祝う為だけに
私にこんなメール送ってくる訳がない。
きっと横山くんに聞いたんだ。
それで何かを伝えたいのに言葉にせず
これだけ送って来たんだ…
そう思ったら、走る足が止まらなかった。
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ララルン(プロフ) - あすさんさん» こちらにもコメントありがとうございます!ラスト気に入って貰えてよかったです!切ない系また書くことあると思うのでよろしくお願いします♪ (2015年1月6日 13時) (レス) id: 9a6ebd3bd9 (このIDを非表示/違反報告)
あすさん(プロフ) - 最高でしたー!切ないお話が好きなんですが、切なくてきゅんっきゅんしながらも、ラストがハッピーエンドでよかった!すばる君、不器用そうですもんねー(笑)またそこが魅力ですね!楽しいお話、ありがとうございます♪ (2015年1月6日 8時) (レス) id: dddb8ff51a (このIDを非表示/違反報告)
ララルン(プロフ) - まなさん» ありがとうございます!そう言って頂けて光栄です!! (2014年12月30日 2時) (レス) id: 9a6ebd3bd9 (このIDを非表示/違反報告)
ララルン(プロフ) - りえさん» ありがとうございます!ラスト気に入って頂けてたら嬉しいです!これからもよろしくお願いします♪ (2014年12月30日 2時) (レス) id: 9a6ebd3bd9 (このIDを非表示/違反報告)
ララルン(プロフ) - まきこさん» ありがとうございます!本当すばるくんはそういうイメージですよね!次の作品もよろしくお願いします♪ (2014年12月30日 2時) (レス) id: 9a6ebd3bd9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ララルン | 作成日時:2014年12月9日 5時