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87(あなたside) ページ37



『ねぇ…どうしよう…』


安「そやねぇ〜」


『やっぱり一回は行かなきゃダメだよね…』


安「そやねぇ〜」


『…そやねぇ〜って、

章ちゃんちゃんと聞いてる??』


安「そやねぇ〜」


『....』


安「....ん??あれ??ごめん、なに??」


『もぉいい…行ってくる…』


安「ごめんて!!なんやった??」


『大丈夫。なんでもない』


安「そう?ほんなら、なんかあったらすぐ連絡な?」


『…うん。』



すばるくんとの事で、すっかり忘れてた

…訳じゃないけど、

行く気になれなかった、営業の五味さんとのお食事。


一度行くって言ってしまったから

やっぱ行かなきゃなーなんて思ってて、

予定を合わせる為に連絡を取っていた時

24日はどうですか?という問いに

すばるくんで頭がいっぱいだった私は

クリスマスイブだなんて事をすっかり忘れてて

OKしてしまった。



今日はその24日。


待ち合わせの時間の直前になっても、

やっぱり断ろうかな…なんて思う私の話を

章ちゃんはなんだかうわの空で聞いてくれなかった。



『…っし!頑張ろう!!』


待ち合わせ場所に向かいながら、

肩掛けの鞄の持ち手を握って気合を入れる。



五味さんは

待ち合わせ時間の10分前に着くともぅ立ってて、

私を見つけると軽く右手を上げて微笑んで近づいてきた。


軽く頭を下げてから歩いて行く時、

すばるくんなら両手ポッケに突っ込んで

顔までマフラーに隠しながら、その場で私を待ってるだろうななんて思う。


あ。まず10分前に待ってる事なんかないか(笑)


五「ごめんねっこんな日に…」


『いえっ…そんなっ』


五「ほんじゃ、行こっか♪」


ごはんはお店を予約してくれてるらしいけど

時間まで少し時間があるからって、

近くにある大きなツリーを見たり、

大道芸を見たりしてた。



「Aちゃん??」


不安定な板の上でジャグリングをしてるピエロさんを見上げてた時

後ろから聞きなれた声で呼ばれて振り返る。


横「あっやっぱり!」


そう言って私に笑いかけた横山くんは、

私の隣りにいる五味さんを見て、驚いたような

なんとも言えない表情をしていた。


横「あっデート中やった?ごめんな!」


そういう横山くんの横には、可愛らしい女の子。


『デート中は横山くんでしょ?』ニヤニヤ


横「あっ///まぁな…ほな!!」


手を振って横山くんが歩いて行くのをみてると

五味さんに話かけられた。


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ララルン(プロフ) - あすさんさん» こちらにもコメントありがとうございます!ラスト気に入って貰えてよかったです!切ない系また書くことあると思うのでよろしくお願いします♪ (2015年1月6日 13時) (レス) id: 9a6ebd3bd9 (このIDを非表示/違反報告)
あすさん(プロフ) - 最高でしたー!切ないお話が好きなんですが、切なくてきゅんっきゅんしながらも、ラストがハッピーエンドでよかった!すばる君、不器用そうですもんねー(笑)またそこが魅力ですね!楽しいお話、ありがとうございます♪ (2015年1月6日 8時) (レス) id: dddb8ff51a (このIDを非表示/違反報告)
ララルン(プロフ) - まなさん» ありがとうございます!そう言って頂けて光栄です!! (2014年12月30日 2時) (レス) id: 9a6ebd3bd9 (このIDを非表示/違反報告)
ララルン(プロフ) - りえさん» ありがとうございます!ラスト気に入って頂けてたら嬉しいです!これからもよろしくお願いします♪ (2014年12月30日 2時) (レス) id: 9a6ebd3bd9 (このIDを非表示/違反報告)
ララルン(プロフ) - まきこさん» ありがとうございます!本当すばるくんはそういうイメージですよね!次の作品もよろしくお願いします♪ (2014年12月30日 2時) (レス) id: 9a6ebd3bd9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ララルン | 作成日時:2014年12月9日 5時

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