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キィィィィー
渋「お疲れ様でーす」
マスター「おつかれーっ
....って、え??すばる??」
渋「どうしたんすか、そない慌てて(笑)」
マスター「いや、今日だって休みだし…」
渋「ハルさんとここで待ち合わせしとるんですよ〜」
マスター「あっそうなんだ…なんかじゃあ先に呑む?」
渋「いやっ…一回上に荷物取りに…」
マスター「上っ??上って、ヒゲ姫??」
渋「そうそう、ヒゲ姫…って、なんでオカマバーいくんすか!
そこまで上の階やなくて、スタッフルームっすよ(笑)」
マスター「今日はちょっとあいてないな〜」
渋「あいてない??」
マスター「友達が遊びきてて、上で寝てるんだよね…」
渋「その焦りっぷりは女なんすねぇ??」ニヤニヤ
マスター「まぁそういう事だからww」
分かりましたーって静かに座って、
ハルさん待ってる間、先にちょっと飲み始める。
あぁ〜腰いたいわぁ〜
結局あの後眠れへんかったし…
少ししてマスターが他のお客さんと話しとる時、
ハルさんから着信があった。
なんとなく一回外に出て電話にでる。
もぉちょい遅れるって内容だったハルさんに
全然平気っすよって言って電話を切る。
店に戻ろうと扉に手をかけた所で
悪戯心が働いて、そのまま外階段で上にのぼった。
マスターの女の趣味ってどんなんやろなぁ〜♪
ほんまに寝てるんかな…
そぉ〜っと扉を開けようとすると鍵はかかってなく
すんなりと少し扉が開く。
寝てたとしたら物騒やな〜
俺が変態やったら襲われてまうぞっ
って………
少し開いた扉。
まだ中は見えないけど、
聞こえてくるのは俺らの曲。
誰がおるかは殆どわかっとんのに
ゆっくりと気付かれんように中を覗く。
.....
またゆっくりと扉を途中までしめて
少しだけ開けたまま、突っかかりそうなもので
そのドアを止めた。
Aは練習に集中してるせいか
その少しの部屋の変化に気付かない。
扉に背をつけたまま座って
何度も繰り返し流れていく音に
耳を傾けた。
たまに聞こえる『あぁ!』とか『もぉ!』
って声で、思ったようにいってへんのが伝わってくる。
でも途中で、
なんかを掴んだんかめっちゃ良くなって
弾き終わった後、喜んでる声が聞こえて来た。
その顔が見たくてまた覗く。
嬉しそうににやけてるAを見て
俺もにやけつつ、
胸が苦しくなった。
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ララルン(プロフ) - あすさんさん» こちらにもコメントありがとうございます!ラスト気に入って貰えてよかったです!切ない系また書くことあると思うのでよろしくお願いします♪ (2015年1月6日 13時) (レス) id: 9a6ebd3bd9 (このIDを非表示/違反報告)
あすさん(プロフ) - 最高でしたー!切ないお話が好きなんですが、切なくてきゅんっきゅんしながらも、ラストがハッピーエンドでよかった!すばる君、不器用そうですもんねー(笑)またそこが魅力ですね!楽しいお話、ありがとうございます♪ (2015年1月6日 8時) (レス) id: dddb8ff51a (このIDを非表示/違反報告)
ララルン(プロフ) - まなさん» ありがとうございます!そう言って頂けて光栄です!! (2014年12月30日 2時) (レス) id: 9a6ebd3bd9 (このIDを非表示/違反報告)
ララルン(プロフ) - りえさん» ありがとうございます!ラスト気に入って頂けてたら嬉しいです!これからもよろしくお願いします♪ (2014年12月30日 2時) (レス) id: 9a6ebd3bd9 (このIDを非表示/違反報告)
ララルン(プロフ) - まきこさん» ありがとうございます!本当すばるくんはそういうイメージですよね!次の作品もよろしくお願いします♪ (2014年12月30日 2時) (レス) id: 9a6ebd3bd9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ララルン | 作成日時:2014年12月9日 5時