不器用人生２ 【赤】

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”昨日は飲み過ぎて悪かったな〜

沢目さんも殆ど途中から覚えてへんってゆってた(笑)”


朝、携帯に来たハルさんからのメールに目を通す。


結局殆ど寝られへんかった。


俺ってこない繊細やったかな。


昨日ﾊﾞｲﾄから帰って来た後、

荷物置いて座り込んでからずっとぼーっとしてもうた。

気付いた時には結構時間がたっとって、

そのまま布団に倒れこむ。


目を瞑っても全然寝られへんくて

めっちゃ変な感じやった。



....メンバー内やなかったらええんよな。

サポートならええんかな。


いや、このままサポートやっとったら

絶対メンバーになる話はいつかくる。

一生懸命やってきた事が報われるってなったら

Aだってデビューしたくなるかもしれん。


その時になって別れる位なら今のほうが…


いや、でも俺らは大丈夫ですゆうて、

認めて貰えばええんちゃうの？

ダメやって言われたら考えたらええか。



…考えるって何を？

別れを？デビュー諦めるんを？バンドを解散する事を？



あぁ！！！

もぉなんやねんっ！


やっぱまだ浅いうちに

サポートから外して、違う奴に頼んだ方がええかもな。


そうすればメンバー内でもなくなるし。



なんてやっと気持ちが落ち着いたんは夕方位。


少し腹が減ってコンビニに行った時

ﾃﾝｼｮﾝ高めの亮から電話を受けた頃やった。


錦「すばるくんっ！！今から行ってもええかな！」


渋「おぉ…ええけど、どしたん？

ﾃﾝｼｮﾝ高ない？？」


錦「おん♪まぁ会ったら話す…(ﾊﾟｰﾝっ！！)ちょっ！！

丸うっさいねん！！

すばるくんと電話してるんやから！！」


渋「....そのﾃﾝｼｮﾝ高い動物、

その状態で連れてくんなよ？？(笑)」


錦「オッケー♪」


渋「全員でくんの？」


錦「いやっAはﾊﾞｲﾄやってー」


渋「そうか。」




えぇ機会や。

サポートの事とか色々、

ちゃんと話してみようって思った。


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