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渋「さっぶー！！
暑いの嫌やけど、こない寒いんも嫌やな」
そんな他愛もない会話をしながら歩く。
それにしても寒いな。
こいつもっと近くに寄ってこんかな…
渋「Aさぁ〜...」
『なに？？』
渋「もっと可愛らしくしてこんの？」
『どういう事？？』
渋「他の女やったら、こういう時寒いーって
手とか繋いできたりするやん？？」
『....繋いでるんだー』
渋「あっ？？いや、俺はこうﾊﾟｯっと振り払うけどな？」
『じゃあ、可愛らしくしてみても意味ないじゃんww』
渋「そんなんやらな分からんやろ」
『.....』
ｷﾞｭ
渋「ちべた！！お前なんでそない手冷たいねん！！」
近づいて来て握られた手があまりにも冷たくて
びっくりすると、
パッて手を離そうとするから
その手を握って、俺のﾎﾟｯｹに入れた。
渋「あぁ〜冷たっ」
『じゃあ、繋がないでいいよぉ..』
渋「あほか、この方が温かいやろ」ｷﾞｭ
そう言ってポッケん中で繋いでる手に
力を入れる。
渋「ﾌﾝﾌﾝﾌｰﾝ♪ﾌﾝﾌﾝﾌｰﾝ♪」
無言の中、
ポッケん中の手と気持ちが温かくなってきて
思わず俺は鼻歌を歌う。
Aもなんとなく、それに合わせて揺れてる。
渋「そういやさっき、安と何話してたん？
なんや一生懸命話しとるように見えたけど..」
『あぁ....あのっ』
そう言って、繋いでへんほうの手に持ってた袋を
俺に渡す。
渋「なに？？」
『ｸﾘｽﾏｽ...ﾌﾟﾚｾﾞﾝﾄ的な...？』
渋「俺に？？」
一回ポッケから手出して中を見ると、
ﾏﾌﾗｰがはいっとった。
渋「手編みとか言わんよな？(笑)」
『どう見たって違うでしょww』
渋「やなwwってこれ何？」
マフラーにくるまれた、ちっこいやつ。
『それ、リス。』
渋「リス？？」
『なんか似てるから(笑)』
渋「誰がちっこいねん！！
...でも、ありがとう。。
俺なんもないけど...
...あっ」
おもむろに自分の腕をまくって
いつも付けとるﾌﾞﾚｽﾚｯﾄを外す。
前にAが可愛いねってゆうてたやつ。
渋「とりあえずコレやるわ」
『いいの？？』
渋「今度ちゃんとなんかやるから..」
『これで充分...』
そう言って笑うAの手を、
今度は俺から自然にとって
またポッケの中にしまった。
好きやってゆうたり
付きおうてる訳やないけど
お互いの気持ちは
この握ってる手が答えのような
そんな帰り道やった。
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ララルン(プロフ) - あすさんさん» ありがとうございます！また次作もよろしくお願いします♪ (2015年1月6日 13時) (
レス) id: 9a6ebd3bd9 (このIDを非表示/違反報告)
あすさん(プロフ) - 初めましてー凄くきゅんきゅんして、面白かったです♪すばる君可愛いですね！これからも頑張って下さい！ (2015年1月6日 8時) (レス) id: dddb8ff51a (このIDを非表示/違反報告)
ララルン(プロフ) - まきこさん» 期待に応えられるかﾄﾞｷﾄﾞｷですが、最後はｽｯｷﾘしてもらえたら嬉しいです！もう少し先ですが(笑) (2014年12月2日 5時) (レス) id: 9a6ebd3bd9 (このIDを非表示/違反報告)
まきこ(プロフ) - ちょっとずつの距離の詰め方がたまりませんね(｡ >艸<) この先どうなるのか本当楽しみです(*^^*) (2014年11月30日 9時) (レス) id: 1c37077393 (このIDを非表示/違反報告)
ララルン(プロフ) - 花梨さん» ありがとうございます！ｷｭﾝｷｭﾝして貰えてとっても嬉しいです♪これからもよろしくお願いします♪ (2014年11月28日 3時) (レス) id: ce7ab7c44f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ララルン
| 作成日時：2014年11月11日 2時
