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Aはパソコンから顔を背けて
ダラシない格好の男を見た
此処にいる連中はダラシないヤツばかりか？
と彼女の脳内で
そんな小さな疑問が生まれたのは内緒である
『簡単、でしょ？……少なくとも私が入手しようと思えば2日は掛かるモノだった……それを貴方(ジョーカー)は1日でやってしまった……』
コレを簡単と呼ばずに何と言えばいい？と
聞き返せばジョーカーはあーー………と唸った後
ゆっくり上体を起こしてAの方を見た
「俺の手際が良かったんだろ」
『……またそうやって、はぐらかす…』
Aは呆れてもう一度パソコンへ向き直った
"姿形のあるモノはいずれ朽ち果てる"
例えば、人は必ず寿命という物が存在する
それは決して逃れられない運命(世界の約束)だ。
Aが初めて世界の真理(約束)を
１つ理解したのは目の前の1人のメイドが
焔ビトになった瞬間だった
彼女の知識欲を駆り立てたあの事件
Aは齢4歳の時に目の前でメイドが
焔ビトとなった影響で"能力"に目覚めた
未だに謎の多い人体発火現象が起こり
全身の体毛が逆立つ様な興奮を覚えたと同時に
"人はいつか、必ず死ぬのか"
と、世界の真理(ルール)を理解した
私もいつか、必ず死ぬ。
死ぬ事に恐怖は無い
けれど自身の知らない事がまだ現にあるのならば
死んでも死に切れないと思った
其処で考えた
もしも"自分"か死んでも
代わりの"自分"を作ればいいのでは？
クローン技術は知っていた
そして其れを人間に行う事は原国時代では
禁忌とされていた事ももちろん知っていた
けれど…今此処にいる自分が死ねば
ここまでの知識しか知らずに死んでしまう
まだまだ知らない事は山程有るというのに
突然死んでしまってはその知識は途絶えてしまう
だから手を出した
Aは秘密裏に自分の体細胞から
自分のクローンを創っていた
『……(問題は……"記憶")』
そう、記憶(知識量)のバックアップだ
クローン(自分)が出来たとしても
育つ環境によってAと全く同じ人間が
出来るか？と言われればそうでは無い
Aと同じ記憶を持たない彼女ならば
彼女では無い
最悪の場合、人格は違ってもいい
けれど知識量はどうしても譲れなかった
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辰砂(プロフ) - Yurkiさん» ありがとうございます(^^)夢主とリヒトさんの関係はそうであってくれと願って刺の無い黄色の薔薇にしました(^^) (2020年9月22日 23時) (
レス) id: 96fa6c78c6 (このIDを非表示/違反報告)
Yurki(プロフ) - 更新お疲れ様です！凄いです…読んですぐに花言葉調べに行っちゃいました笑いつもありがとうございます！これからも頑張ってください！ (2020年9月22日 14時) (レス) id: c534ba0c76 (このIDを非表示/違反報告)
辰砂(プロフ) - かぼちゃさん» コメントありがとうございます(^^)そう言って頂けて光栄です（ ; ; ）私もカチコミ組押しなのでこれからもどんどん夢と絡ませる予定です(*´-`) (2020年9月22日 13時) (レス) id: 96fa6c78c6 (このIDを非表示/違反報告)
辰砂(プロフ) - Yurkiさん» ありがとうございます！更新頻度にムラがありますが今後もどうぞ宜しくお願いします(^^) (2020年9月22日 13時) (レス) id: 96fa6c78c6 (このIDを非表示/違反報告)
かぼちゃ - この作品すごく面白いですね…!!作品が始まった時から毎日密かに見ていました…この作品奥が深くて読んでいてすごい面白くて楽しいし、個人的にカチコミ組めちゃめちゃ好きなので…もう、ほんと、ありがとうございます…(?)更新頑張ってください!!応援してます!! (2020年9月22日 11時) (レス) id: a71fca1158 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：辰砂 | 作成日時：2020年9月21日 14時
