21 ページ23
***
あれから数週間、何度かLINEをしたり、
ということもなかなかなくって。
というのも、飛貴くんも私も塾の模試で。
学年が違うから、塾でも会えない。
学校同士も遠いから、
電車で会えるなんて偶然もなかなかないしね。
_今夜も、飛貴くんが遊んだ次の日に投稿して
くれたインスタを見て1人“好き”を募らせる。
『遊んだ!楽しかったし美味しかった〜』
たったこれだけの、なんでもない投稿だけど
私にとっては、飛び上がるほど嬉しい。
芽衣にもすごくびっくりされて、
脈アリじゃない?!なんて言われて。
そんなわけない、と思いながらも期待しちゃう。
「ん〜!!」
ベットの上で足をじたばた。
また遊ぼう、なんて口では言ってても
やっぱりなかなか会えないものだしなぁ。
廉「どうしたん?(笑)」
「わ!!」
突然開いた私の部屋のドア。
「もう、勝手に入ってこないで!」
廉「ええや〜ん、悩み相談なら乗るよ?」
ヘラヘラしたお兄ちゃん。
···ずっと悩んでいたことを口にする。
「···1個上の男の人からしたら私って子供?」
何よりも気になっていたこと。
聞いた瞬間、どっと恥ずかしさが襲う。
廉「へ?!もしかして好きな子おるん!」
へえ〜!とかいいながら
ニヤニヤしてるお兄ちゃんを1発蹴る。
廉「あ!そういうことするとモテへんし!笑」
「うざい!」
廉「あ、質問の答えやけど大丈夫ちゃう?俺の友達にもいっこしたと付き合ってるやついつもデレデレしてるし〜」
「ふーん、ありがとう」
廉「彼氏出来たら俺に言うんやぞ!」
「はいはいできません〜バイバイ〜」
は!追い出すなよ!酷!とかブツブツ言ってる
お兄ちゃんをさっさと部屋から追い出し、
ベッドに戻り携帯を開く。
インスタをまたまた開くと、
更新されている飛貴くんのストーリー。
「ちょっと早めの誕生日夜ご飯!」
え!?
指でストーリーを止めて、じっくり見る。
オシャレな雰囲気のお店に、
那須くんと、きっと飛貴くんの弟妹らしい子、
そして二人の両親らしき方々。
誕生日なんて知らない!
というか那須くんと家族ぐるみの仲なの!
914人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
らら - さらさん» ありがとうございます;;遅くなってごめんなさい。 (2018年4月21日 22時) (レス) id: c28aafdecd (このIDを非表示/違反報告)
さら(プロフ) - 続き楽しみにしてます!! (2018年4月8日 7時) (レス) id: 9958edc3c2 (このIDを非表示/違反報告)
らら - まなぶぅ。さん» ありがとう!よろしくね! (2018年2月14日 17時) (レス) id: c28aafdecd (このIDを非表示/違反報告)
まなぶぅ。(プロフ) - Twitterフォローしました! (2018年2月12日 22時) (レス) id: 639dccbe11 (このIDを非表示/違反報告)
永瀬芽実(プロフ) - ららさん» よかったです (2018年1月9日 18時) (レス) id: d12b4435fd (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:らら | 作成日時:2017年12月21日 15時