純情可憐バトン Hidaka.U (ページ17)

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「洋食かパンケーキ、どっちにするー？」

二人でレストラン街を行ったり来たり。

洋食屋さんかパンケーキ屋さんで、迷い中。

「うーん、ここのハンバーグ美味しそうだしなあ···でもこのパンケーキ屋さん、クレープも美味しそう！Aちゃんはどっちがいい？」

「どっちも美味しそう...！」

「うーん。あ、じゃあさ！お昼ご飯は洋食屋さんにしてなんかあとでデザート食べよう！」

「あ、それめっちゃいい！」

そういって洋食屋さんに入る。

黒髪美人の綺麗なお姉さんがメニューを持ってきてくれて。

ふたりでメニューを覗き込む。

うわ！

メニューの中には、キラキラと光る食欲をそそる写真と説明が並んでいる。

魅力的すぎ！

このチーズがけハンバーグもめっっちゃ美味しそうだし、このローストビーフも美味しそうすぎる...！

「Aちゃん食べ物好き？かわいい笑」

ふふっ、と浮所くんが笑う。

ううう、恥ずかしい！

大食いの女の子みたいじゃん！
いつもお兄ちゃんに言われるけどけど！

「浮所くんは何にする？決めた？」

「うーん、俺はこのチーズハンバーグかローストビーフかなあ、めっちゃ美味しそう！」

「え、ほんと？！わたしと悩んでるもの同じ！ローストビーフが美味しそうだなあと思うんだけどチーズハンバーグも捨てられなくって！」

浮所くんと食の趣味が似てるなんて嬉しい！

なんておもってニヤける。

「じゃあさじゃあさ！俺ハンバーグ頼むからAちゃんローストビーフ頼んでよ！でちょっと食べあお！」

「...え、いいの？！」

「うんうん！すみませーん、」

オーダーをする浮所くん。

ふふふ、お腹減った！