yk side ページ7
親に完璧であるように言われ始めた頃はなんの不満も無く
ただこの人の言うことを聞いていればいい、そう思っていた
"ゆきまた1人100点だ"
先生からその言葉何回聞いただろ
テストで100点取る事を誰よりも大切にしてきた
いつの時だったっけ、急に体がフラフラし始め
病院に行ったら有名な感染症だと言われた
"早く寝ない"
大丈夫、の一言もかけてくれない
ただ顔を見ればそれしか言われなかった
久々学校に行ったと思ったら先生はわけも分からない事を授業中ひたすら喋っている
ノート映させて貰わないと
1番クラスで真面目な人にノートを見せてもらって
休んでた分寝ないで勉強した、休みの分を取り戻すのはとてつもなく大変だった
"ゆきよく頑張ったな"
ある日のテスト返却の時言われた言葉
でもいつもとセリフが違う
その時悟った、自分が100点じゃ無かったことを
女1「休んでたのに!ゆきちゃんほんとすごいよ!」
男1「今度俺にも勉強教えて!」
休み時間には机の周りに大勢の人が集まっていた
「ありがとう! こんなの全然だよ?」
正直全く嬉しくもなかった、、
100点じゃないといけないから、、
「ただい"ゆき早く手洗ってテスト見せなさいね" ___ま」
どこからテストの事を聞いたのか
"なんで100点じゃないの!
言ったわよねあれだけ勉強しなさいって"
休んで96点、そんなの褒められる範囲だと他の人なら思う
でもうちは違う、100点じゃなきゃ、満点じゃなきゃだめなんだ
"今日はご飯抜きね、今すぐ勉強しなさい"
あからさま聞こえるようにつかれたため息を聞き流し、逃げるように階段を登った
この日から私は何があっても100点を取ってきた
テストだけじゃない多範囲で多くの1番を取った
そうじゃないと怒られる
毎日机と向き合う日々はほんとにうんざりで
少し勉強に疲れたと顔に出せば怒られる
母親という名を持ってながらも、毎日のように暴力をふるって来た
反発するように泣いてもまた大声で怒鳴られる
いつからか泣くことが出来なくなっていた
人にあいそう振りまく不気味なロボットになってしまった
そんな時決まった転校
だから離れるのが寂しくなかった
あの女とも離れられる
そんな夢みたいな日がこれから待ってると思うと考えただけで何故か笑いが止まらなかった
誰も知らないところ、ただ少しあいそう振りまいて
みんなに気に入ってもらうだけ
夢のような生活だっておもってた
あの男に出会うまでは___
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作者名:lala | 作成日時:2020年4月28日 20時