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樹を家に呼んで、、

もう何分経ったんだろ、、
このままじゃ樹と話が出来ないままになってしまう

樹「ほっ、、ほくと」

『うわっ、、、あっ、、なに?』

やばい俺今絶対変な声、、
そんな事考えてたら急に謝られた
でも樹が謝るのは違う、、謝るのは俺なんだ

『えっ違うんだよ、、俺があんな事したから、、』

そうだよ、、俺があんな泣き叫んだりしたから、、
樹は必死に否定してくれてるけど

『ねえ樹、、』

樹「なに?」

『樹は俺の事、、やっぱりただの、、同級生って思ってる?』

樹「えっ、、」

『朝も嫌だけど迎えに来て、学校も俺が1人だからただ一緒にいてくれてるだけ?』

気づいた時にはもう手遅れだった、、
そんな事言うつもりなんてなかった
なのに、、、

樹「違うよ、、そんなの好きで起こしにきて好きで一緒にいるだけ」

『えっ、、』

樹「俺昨日北斗が来なかった時今までで1番暇だった」

『でも、、樹には、、』

樹「うん、慎太郎もこーちもいる、もちろんジェシーもいたけど、、、でも北斗はいなかったよ」

『えっ、、だって、、』

樹「きょもから学校来ないって言われて1人で学校行く時はいつも寄るとこあるのにそこも寄れないで、、学校ついてからもいつも喋るのは隣の席の北斗なのに俺が勝手に違う人に変えて、、、隣に北斗がいなくって、、グスン」

『樹っ、、』

樹「あの時転校生に浮かれてて北斗の事よりもその人の事考えてて勝手に席移動させたのに、、いざ北斗が隣にいなくなると寂しくて、、グスン」

『そんなっ、、グスンだって樹、、あんな楽しそうに』

樹「だから俺頼んで席元通りにしてもらったんだ」

『なんっ、、なんでっ』

樹「だって俺の隣は北斗しかいないからっ」


樹、、、なんでお前が泣いてんだよ
そんな事されたら俺、、、


『樹、、俺怖かった』

樹「えっ、、」

『帰ってきたら席が違うとこにあって、知らない間にあんなに仲良くなってて、、俺また置いてかれてるって、、』

樹「それはっ、、」

『だから、、分かってた、、分かってたのに俺あんな事、、』



そうだよ、、分かってて傷つけた
全部悪いのはっ、、

樹「北斗、、」

顔を上げた瞬間俺は樹の匂いに包まれていた

誰よりも嗅いだ事のあるあの優しい匂いに

そして俺がこの世で1番大好きな匂いに

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作者名:lala | 作成日時:2020年4月28日 20時

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