偽りの自己 (ページ34)

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jr side ページ34

気づいた時にはもう家の前まで来てて
外で2人が話してるのが見えた

『北斗』

名前を呼んで彼が送り出しているのを待つ

"樹、、、"

あっ京本帰ったんだ

『あっ、、いやっその、、、、』

あーも！本人目の前にしたら喋れなくなる
どうすんだよ、、、

北「ねえ、樹」

『んっ、、えっ、、、俺！？』

北「ﾊﾊｯ、樹は1人しかいないじゃん苦笑」

『えっ、、、あっごめん！』

北「やっ、、いいんだけど、、ちょっといい？」

『うっ、、、うん』

まさか北斗から家に呼ばれるなんて、、
ああ、、今から俺北斗に、、

『おじゃましまーす』

"あらっ！いらっしゃい！"

『あっ、、お母様、、』

北「ﾊﾊｯ、お母様って」

"なんでそんなに改まって笑"

『いっいや！ごめん！北斗早く行こ！』

北「えっ、うん苦笑」

俺めっちゃ緊張してんじゃん！
って、俺なんで北斗の腕引っ張って部屋連れて行ってんの！？

『ああ！ごめん！』

北「いやっ、いいけど、、」

...

部屋に入ってからどれくらい経っただろ
何この時間、、、
こんな長い前置きいらないんだけど、、
どうせ俺今から嫌われに行くようなもんだし、、、

『ほっ、、ほくと、、』

北「うわっあっ、、なに？」

『そのっあん時はごめん』

北「えっ違うんだよ、、俺があんな事したから、、」

『ちっちがうよ！北斗は悪くなんか、、』

北斗は悪くない、、俺があの日北斗より違う人を優先してたから、、

北「ねえ樹、、」

『なに？』

北「樹は俺の事、、やっぱりただの、、」

ただのなんだよ、、