偽りの自己 (ページ32)

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yk side ページ32

"ちょっと田中廊下は走るな！"

えっじゅりくん？
なんであんな廊下なんか走って、、、

『ねえ樹くんさっき廊下走ってたけど、、』

ジ「えっ？そうなの？やっとか～」

『う、、うん、、？』

やっと？全く何言ってるのかさっぱり、、

高「そういえばなんでゆきちゃん北斗に友達になろうなんか、、」

『うん、、私ね、、』

それから私は4人に自分が大事にしてることを話した
"完璧"そのためには全員と友達になる事
だから私はすぐほくとくんに友達になるようお願いした
そして、昔あの女からされてきた事、全てを話した

慎「なんかむずかしーな、、だって俺なんかテストいつも赤点ギリギリ」

高「それはお前がただ悪いだけ」

ジ「ゆきちゃんっね北斗と真逆だね」

『えっ？』

ジ「だってゆきちゃんは友達を作りたがって、、北斗は友達を作りたがらない」

言われてみれば、、
私はなんとしてでも友達を増やしたかった
でも彼は、、何をしても友達を作りたがらない

高「ゆきちゃんの本当の友達って何？」

『本当の友達？？』

友達、、それは私が完璧になるための、、

慎「友達ってそんな簡単に言えるもんじゃないんだよ」

『えっ、、』

慎「なんか北斗見てて思うんだ～だってそうじゃん実際友達作らないんだし、、本当は俺らもまだ友達じゃないのかも」

あんなに仲良くしてて、、？
どう見てもあの6人は

高「ﾌﾌｯ、、確かにな」

『、、こーちくん？』

高「北斗の友達なんて樹ぐらいだよ」

そう言ってただ笑っている彼、、、
なんでそんなに友達を否定すんの、、、

『でもっあんな仲良いなら』

ジ「AHAHA！！、、、ごめんっ！でもゆきちゃん」

『なに？』

ジ「話してたら友達になるなら俺らは皆と友達になってしまうよ？心から信頼出来る奴を友達って言うんじゃないの？」

慎「そうだね、、、」

『わたしっほくとくんに、、』

高「別に気にしなくていいんじゃね？だって今樹いってんだろ？」