君さえいれば････ 短編集

好きな人　安井謙太郎 ページ29

貴方side


『俺と付き合って下さい！』


同じ部活の謙太郎先輩に呼び出され何かと思っていたら、いきなり告白されて……


先輩のことはずっと好きだったから、もちろんオーケーだけど

少し意地悪したくなって……


A「謙太郎先輩……私、好きな人がいるんです。」

なんて言ってみた。

すると、先輩は悲しそうな顔をして…


謙太郎「…うん………」


それでも、私は、もう少し続ける


A「その人、すっごいかっこよくて、優しくて、勉強できて、笑顔が可愛くて…あと、身長小さいのに頑張ってる姿にキュンってきちゃって……」


謙太郎「っ…そっか(苦笑)やっぱ、俺じゃ、ダメだよね…」


少し泣きそうになってる先輩を見て、
やり過ぎたかな？って思った。

だからもう、本当のことを言おう


A「先輩、私の好きな人は…………謙太郎先輩です！」


謙太郎「えっ！？マ、マジで！？」

A「はい」


謙太郎「もおー、バカー！それ早く言えよー！Aのバーカ！！(笑)」


A「すんません！(笑)少し意地悪したくなって…許してください！(笑)」


謙太郎「…いいよ。でも……後でちょっとお仕置きね♪」


『ええー』なんて言ってる私だけど、本当は嬉しいことは、内緒♪

素直じゃない　中間淳太→←作者から

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