鑑識課の女5【名探偵コナン】

女子高生達の企み ページ18

Aはポアロでコーヒーでも飲もうかと通い慣れた道を歩いていると、前方からよく見知った顔の女子高生たちが歩いてきた。女子高生達もAに気づいたようで、もともと笑顔であったのが更にパッと明るくなった。


「「Aさん！！」」
「蘭ちゃんに園子ちゃん！こんにちは。」


彼女達と会うのは波土の事件以来である。高校からの帰りなのだろう2人とも制服姿だ。2人は小走りでAを挟むように近づくと、それぞれの腕をAの腕と絡ませた。Aは女子高生に左右から拘束された状態になった。


「え？どうしたの？2人とも…。」
「Aさん、ポアロに行くんじゃないでしょうね？」


園子がどういうわけか呆れた表情でAに聞いた。


「そ、そうだけど。」
「安室さんのこと許したんですか？！」


Aの答えに蘭が驚いたように聞いた。
許す？許すとは？Aの頭の上には「？」が浮かんだ。わたし安室さんと喧嘩でもしてたっけ？

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