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嫉妬 ページ25

「ありがとうございました。」


ブランドショップの入り口まで店員さんが見送ってくれる。Aはハイブランドの小さな紙袋を片手に上機嫌で店員にお礼を言って店を出た。欲しかったブランドの財布をとうとう買ったのだ。雑誌で一目惚れしてから何ヶ月か悩んだ末の買い物だった。


(最近わたし頑張ってたし、自分へのご褒美ご褒美。)


Aはハイブランドのブティックが立ち並ぶ通りを鼻歌交じりに歩きだした。帰ったら新しい財布を零さんに自慢しよう。
高級志向の通りにある三つ星ホテルの前に差し掛かった時、Aの足は突然通りに縫い付けられたかのように止まった。
上機嫌だった表情は一瞬で驚きに変わった後そのまま固まった。


「行きましょうか。」
「えぇ。」


ホテルから出てきたのは降谷であった。その横には金髪ブロンドの美女。彼女の腕は降谷の腕に絡んでいる。二人とも黒いフォーマルな出で立ちだ。降谷のスーツはビシッとキマっていて、女性の黒のドレスは体にフィットするようなスレンダーなドレスで彼女のスタイルの良さと美貌を引き立たせている。
映画のワンシーンを切り取ったかのような金髪の二人をAは時間が止まったかのように見ていた。
降谷はAの存在に気付いていないようだ。女性をエスコートしながらホテルの正面に回された彼の愛車RX-7の方へと歩みを進めた。


「Aさん。」

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設定タグ:名探偵コナン , 降谷零 , 安室透   
作品ジャンル:アニメ
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chie(プロフ) - 毎回楽しく拝見させていただいています!続きも楽しみに待ってます! (2017年11月30日 0時) (レス) id: f0b8527a99 (このIDを非表示/違反報告)
ライス(プロフ) - かにのすけ。さん» ぉぉぉ!こういう降谷さん!!なんという嬉しい言葉!ありがとうございます!更新頑張ります! (2017年11月29日 22時) (レス) id: 558584540e (このIDを非表示/違反報告)
ライス(プロフ) - 藍莉さん» 更新を待っていてもらえて凄く嬉しいです!!ありがとうございます!安室さん、こんなに主人公にベタ惚れで大丈夫かなと書いてて思います笑 更新頑張ります!! (2017年11月29日 22時) (レス) id: 558584540e (このIDを非表示/違反報告)
ライス(プロフ) - 雨令さん» 安室さんはポアロのエロいお兄さんというイメージですからね笑 良かったと言っていただけて嬉しいですー! (2017年11月29日 22時) (レス) id: 558584540e (このIDを非表示/違反報告)
かにのすけ。(プロフ) - これです!!こういう降谷さんが見たかったんです!!続き待ってます!! (2017年11月28日 18時) (レス) id: 53a735ef35 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ライス | 作成日時:2017年9月10日 16時

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