探偵たちの夜想曲6 ページ42
コンコン
「いつまでそうやっているんです?」
と、沖矢の車の窓ガラスがノックされ、そこには超絶不機嫌な安室がいた。それもそのはず、Aはまだ沖矢の胸に抱かれていたのだ。
「す、昴さん!離してもらっていいですか?」
「おや?私は暫くこのままでも良いんですが。」
「全っ然、良くないです!!」
しれっと言う沖矢にAの死亡フラグがピーンと立った。ババっと沖矢から離れたAは車の外に出て安室の方へ行った。
「Aさん、一体どういうことか説明してもらっても?」
安室の絶対零度の笑みにAの背筋は凍りついた。
「いや、違うんですよ!シートベルトの代わりをして貰ったと言いますか…」
あたふたと説明するAの頭を安室はポンポンと叩いた。「まぁ、僕も車を止める為とはいえ蘭さんを抱き寄せたからお相子か…」と呟いた安室に「え?蘭ちゃん?」とAは首を傾げた。
「なんでもない。」
「あの人に抱き寄せられたのの消毒です」と、安室はAを抱き寄せた。
ピリリリ…
同時に、沖矢、安室、世良、Aの携帯が鳴った。
Aが通話ボタンを押すと鑑識課からであった。今日は非番であるが待機なのだった。待機の場合は呼び出しで仕事になることがある。銀行強盗の犯人の一人が子供を誘拐して交通事故を起こしたので現場に行くように、だそうだ。
(現場はここですよ。)
Aは急に入った仕事に溜息を吐いて鑑識課の仲間に道具を持って来てもらうように手配した。
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風間 - アキさん» わざわざ突っ込む必要なくない?あなただってそうして 発砲 だとわかってるんだし。 (2022年8月11日 21時) (レス) @page19 id: b391deb645 (このIDを非表示/違反報告)
アキ - 『かなりの至近距離での発泡』・・・炭酸?『発砲』では? (2019年11月30日 18時) (レス) id: e7946caf9a (このIDを非表示/違反報告)
シイラ - 面白い!どんどん読めちゃいます! (2018年7月30日 7時) (レス) id: 768ba98b2e (このIDを非表示/違反報告)
ふなっしー - ふなっしー (2018年7月30日 7時) (レス) id: 768ba98b2e (このIDを非表示/違反報告)
ライス(プロフ) - ういさん» はじめまして!この小説を見つけていただいてありがとうございます!執行されたらもう降谷さんから後戻りできないですよね笑 2周目!ありがたいです。何回読んでも読み応えのある作品が作れるように頑張ります! (2018年7月17日 21時) (レス) id: 558584540e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ライス | 作成日時:2017年6月1日 15時