ウエディング・イブ7 ページ31
「Aさーん！」
Aが現場から撤収作業をしていると、高木に声をかけられた。
「高木刑事、お疲れ様でした。」
「Aさんもお疲れ様です！」
と、敬礼した高木の顔が緩んだ。
「佐藤さんから頼まれたんですけど、捜査一課との飲み会！ぜひやりましょう！」
「あ、その話生きてたんですね。」
昨日由美が勝手に決めた飲み会という名の合コン、もう佐藤は高木にその話をしたようだ。
「捜査一課にはAさんとお近付きになりたい輩が沢山いますからね、精鋭を連れて生きます！」
「いやいや、そんなお世辞言っても何も出ませんよ。それよりも高木さんこそ気をつけて下さいね、佐藤さんを取られないように。」
「そーなんですよ！佐藤さんを守るためにも僕も飲み会に参加するんです！」
拳を握って決意に満ち溢れた高木を見て、佐藤さんも愛されてるなぁと微笑ましい気持ちになった。それじゃあまた！と撤収する高木を見送った。
署に帰る前にAにはやる事がある。
(零さんはどこ？)
2年ぶりに会えた降谷とどうしても言葉を交わしたかった。また離れ離れになるとしても「久しぶり」と、それだけで良いから2人だけで言葉を交わしたかった。お互い生きてる。そう実感したかった。
(いない…)
店内にはもうおらず、駐車場にもいない。もう去ってしまったのか。DNA鑑定について交わした、あの他人行儀な会話が頭を過ぎった。
(もう、零さんと私は他人だった。)
もう一度会えて、泣きたくなるほど嬉しくなったのは私だけだったのだ。零さんは私とは関わりたくないはずなのだ。そんなこと2年前に別れを告げられたときに言われたではないか。それでも
(零さんが生きてた。)
顔色も最後に見た時より良かった。それだけで良しとしなければいけないのだ。もう一度零さんに触れたいという気持ちはすぐに捨てなければいけない。
Aは車両に遺留品を詰め込むとエンジンをかけた。
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風間 - アキさん» わざわざ突っ込む必要なくない？あなただってそうして 発砲 だとわかってるんだし。 (2022年8月11日 21時) (
レス) @page19 id: b391deb645 (このIDを非表示/違反報告)
アキ - 『かなりの至近距離での発泡』・・・炭酸？『発砲』では？ (2019年11月30日 18時) (レス) id: e7946caf9a (このIDを非表示/違反報告)
シイラ - 面白い！どんどん読めちゃいます！ (2018年7月30日 7時) (レス) id: 768ba98b2e (このIDを非表示/違反報告)
ふなっしー - ふなっしー (2018年7月30日 7時) (レス) id: 768ba98b2e (このIDを非表示/違反報告)
ライス(プロフ) - ういさん» はじめまして！この小説を見つけていただいてありがとうございます！執行されたらもう降谷さんから後戻りできないですよね笑 2周目！ありがたいです。何回読んでも読み応えのある作品が作れるように頑張ります！ (2018年7月17日 21時) (レス) id: 558584540e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ライス
| 作成日時：2017年6月1日 15時
