検索窓
今日:1 hit、昨日:18 hit、合計:98,771 hit

81 ページ33

桃side


はぁ…!ドキドキする…!!


受付を通してもらって、会議室に新人くんと2人


藤井さんが来るのを待ってんねんけど


〔なかなか来ないですね〕

「せやな。もしかしたら、他の仕事で押してんのかも」


俺らは何度もミスして、たくさん迷惑をかけた身や


ちょっとの遅刻くらいで文句なんか言えへん


いつ来てもいいようにちゃんと気を引き締めておかないと


と、自分自身に喝を入れて背筋を伸ばしたとき


"ガチャッ"


扉の開く音が聞こえて慌てて立ち上がる


音の聞こえた方に身体を向けると、そこには驚くほどイケメンな男性が扉の前に立っていた


こ、この人が藤井さん!?


イケメンすぎひん?


…って、そんなこと考えてる場合ちゃう!


「初めまして。何度かメールでやり取りさせてもらった小瀧望と申します」


藤井さんが挨拶するよりも先に、名刺を取り出して


「本日、担当の田中の方が体調不調で来れなくなったため、代理で私が参加させていただきます。よろしくお願いします」


自分の名刺を差し出しながら挨拶をすると


藤井さんはそれを受け取って、無言のままジーッと名刺を見つめて


「あ、あのー…?」

青「あっ!初めまして、藤井流星といいます。お待たせした上に、ご挨拶まで遅れてすみません…」




「え……」




この低い声




このハスキーボイス




気のせいだと思いたい




青「小瀧さん?どうかされましたか?」




"BB?どうした?"




藤井さんが掛けてくれる言葉が全部俺の中でSTARの声で再生されて




嘘や。こんなこと…




約半年前までずっと取引してた相手がSTARやなんて…




青「小瀧さん?ほんまに大丈夫ですか?体調でも悪いなら…」

「い、いや!大丈夫です!ボーッとしてしまってすみません…」

青「いえ、大丈夫ですよ笑 それでは、打ち合わせ始めましょうか」

「はい。よろしくお願いします」

82→←80



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (159 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
442人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

まかろん(プロフ) - こみみさん» コメントありがとうございます!もうすぐ完結しますので、楽しんで頂けたらと思います! (2022年2月17日 11時) (レス) id: db0491fff6 (このIDを非表示/違反報告)
こみみ(プロフ) - まかろん様の作品どれも大好きです…!この作品特に好きで楽しく拝見させて頂いております!これからも楽しみにしてます(^^♪ (2022年2月15日 0時) (レス) @page36 id: a380386f35 (このIDを非表示/違反報告)
まかろん(プロフ) - りりぱんださん» コメントありがとうございます!まだ苦しいお話は続きそうですが、更新楽しみにしてもらえると嬉しいです! (2022年2月13日 22時) (レス) @page30 id: db0491fff6 (このIDを非表示/違反報告)
りりぱんだ(プロフ) - あああぁ、胸が苦しいです張り裂けそうです。ドキドキをありがとうございます!日々の楽しみです。更新お待ちしてます(⸝⸝o̴̶̷᷄ o̴̶̷̥᷅⸝⸝)꙳★*゚ (2022年2月13日 0時) (レス) @page26 id: e017cd0bab (このIDを非表示/違反報告)
まかろん(プロフ) - oto3さん» コメントありがとうございます!少しずつ完結が近づいてるので、楽しみにしてもらえると嬉しいです! (2022年2月11日 16時) (レス) @page17 id: db0491fff6 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:まかろん | 作成日時:2022年2月3日 19時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。