酒言葉２ 青×桃

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桃side


「すぅ…はぁ…」


大きく深呼吸をして気持ちを落ち着けていると


俺の目の前にあったはずのグラスが取り上げられて


「ちょっと！STARなんで取り上げるん！？」

青「やって、飲みたくないんやろ？それなら、無理に飲まんくてええ」

「俺、飲みたくないなんて言ってへん」

青「でも全然飲まへんやん。俺に気遣わんでええから」


そう言ったSTARがグラスに口を付けようとしたところで


俺はSTARからグラスを奪い取り


"ゴクッ"


「んっ…！ぷはぁ…！！」


STARと同じように一気にお酒を流し込む


空になったグラスを置いたら


青「無理に飲むなって言うたやん」

「おん。せやから無理に飲んでへん。俺もSTARと同じこと思ってるから。だから飲んだんやで」

青「っ…！」


STARと同じ


俺も身体の相性が良かったと思ってる


そう心の中で呟きながら、STARの方をチラッと見つめると




"ちゅっ"




「んっ…！」

青「ん…ちゅっ…口開けて」

「はあっ…んっ…んんっ…」


確か、先週もこんなキスした記憶が…


触れるだけのキスやない


激しくて何度も唇を吸い取られるようなキス


STARの言う通り口を開けば、俺の舌に絡まるSTARの舌


急に始まった大人なキスに溶けてしまいそうになったとき


"ちゅっ"という恥ずかしいリップ音と共に唇が離れて


青「覚悟できてる？今ならまだ先週みたいなことは回避できんで」


俺の頬に手を添えながら聞いてくるSTAR


なんやねん。ずるいやん


こんなキスまでしといて嫌なんて言うわけないのに…

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