la coexistence (ページ40)

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kj「…二人に言うか迷ったんやけど…実は、最近めめの様子がおかしいんよ…たまに話しかけても気づかない時あるし、えらい真剣な表情で考え事してるし、出かける時はやけに周りを気にしてんねん…何かあるのか聞き出そうとしたんやけど絶対答えてくれへんの。…それからここ最近、よく目眩起こして倒れる事があるんよ。病院連れていきたいところではあるんやけど、ちょっと理由があって連れていくことが出来んくてな…もしめめと会う機会があったら聞き出してくれへん…？」

心配そうに目黒くんの寝室の方を見つめる康二くんの表情はなぜかとても悲しそうで、でもどこか悔しそうで、握られた両手に力が込められていた。

「分かった。機会があったら聞いてみるよ」

kj「ありがとう…二人とも引き止めちゃってごめんなあ」

dt「お大事にって伝えといてね。それから康二もあまり無理しないで。機械人形でも無理は禁物だから」

kj「…ありがとうな」

そう言って少し安心したかのように笑った康二くんに、ここに来る時に買ってきた薬やゼリーの入った袋の中身を説明して、あまり長居するのも良くないのでいくつか言葉を交わし、帰ることにした。

それから二日後。

康二くんから「めめの風邪が治った！」と連絡があり、目黒くんからは「薬ありがとう」と、お礼のメッセージが届いていた。

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