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そのあとは、康二くんの趣味だというカメラと撮った写真を見せてもらい、その本格さとクオリティに驚いた。
プロじゃないのがおかしいぐらい。
褒めまくったら照れた康二くんが「嬉しいけどもうやめてや!」と耳まで真っ赤にしていた。
そんな楽しい時間というのはあっという間に過ぎるもので。
mg「今日は来てくれてありがとう。ここ最近忙しくてゆっくり出来なかったから、久しぶりにすごい楽しかった。照くん今度カフェ巡りしましょうね」
「こちらこそ招いてくれてありがとう!康二くんにも会えて嬉しかった!青椒肉絲のレシピも教えてくれてありがとう。家で作ってみるね」
kj「俺もAちゃんと照にいに会えて嬉しかったで!また来てな!」
iw「今度は良かったらうちに来てよ。せっかくのご近所さんだし、亮平にも会ってあげて。今頃きっと「なんで俺だけ…」って落ち込んでると思うから笑」
貰い物だけど、と手土産まで貰い、目黒くんの家を出る。
この時の私は気づかなかった。
平和な日常があとほんの少しで崩れていくことを。
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作者名:あさい。 | 作成日時:2023年2月22日 2時