la coexistence (ページ18)

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mg「そうだ、今度うちの機械人形に会ってみない？この間Aちゃんのこと話したら会ってみたいって言っててさ」

「え！いいの…！？」

mg「早く会わせろって毎日言われるんだよね」

目黒さんが帰る頃には歳が近かった事も関係して、目黒さんからの提案で堅苦しいからと敬語を取り、「目黒くん」「Aちゃん」と呼び合うことに。

目黒くんからは下の名前で呼んでほしいなんて言われたが、流石にハードルが高すぎる。
目黒さんから目黒くんに変えるだけで精一杯だ。

mg「じゃあ連絡するね。モンブランとコーヒーも美味しかったです」

ごちそうさまでした、と扉の前で振り返った目黒くん。
またカランと可愛らしい音を立てて扉が動く。

しばらくして休憩時間になり、キッチンの奥にある休憩室に移動しスマホを開くと、さっき交換した目黒くんの連絡先からメッセージが届いていて、日付と時間、それから家の場所まで書かれていた。

「ふふっ、この間家の前まで行ったし家近いから迷うことなんてないのにね」

思わず目黒くんの真面目さに笑みがこぼれた。

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