第9話 ページ10
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綱手「Cランクの護衛の任務、ご苦労だった」
カカシ「はい…」
サクラ「…」
綱手は二人の表情があまり冴えていないことに気づき、首をかしげる。
綱手「どうした?何かあったのか?」
サクラ「あの、綱手様…」
綱手「なんだ、サクラ?」
サクラが口を開こうとしたとき、カカシが彼女の顔の前に手をかざした。
サクラ「…カカシ先生?」
カカシ「綱手様、今回の任務に"幻の十一尾の人柱力"が干渉していることを知りながら、オレ達にこの任務を与えたのですか?」
綱手「…そうか。十一尾の人柱力に会ったのか」
サクラ「…?」
カカシ「…」
綱手「本当はね、この任務を避けたかったんだが…ある理由で断ることができなかったんだよ」
カカシ「理由…ですか?」
カカシが目を細めると、綱手は苦い表情で言葉を紡いだ。
綱手「あのフジっていう老人は…暁のある人物と因縁があってね…そいつが十一尾の人柱力を狙っているらしいのよ」
***
A「…ん」
ナルト「おっ、目ェ覚めたか!!」
A「…!?ひっ…!」
Aはびっくりし、体を起こした。
目の前には、明るい顔をした男の子が自分を見つめている。
A「ア、アナタは…?」
ナルト「オレってば、うずまきナルトだってばよ!!」
A「ナルト…」
ナルト「お前ってば、あのとき、気を失ってここの病院に運ばれたんだってばよ。フジのじぃちゃんは病院の先生と話してる」
A「そうなの…ありがとう」
ナルト「…ッ!?///」
Aが微笑むと、ナルトの顔が真っ赤になった。
ナルト「(コ、コイツ…めっちゃかわいいってばよ!!///)」
A「それから…アナタの名前は?」
ナルト「…へ?」
Aが部屋のドアに向かってそう言うと、ドアが開き、黒髪のツンとした顔の男の子が入ってきた。
サスケ「…オレがここにいるのがわかったのか」
A「うん…"視える"んだよ。十一尾の能力の一つに"透視能力"があるの」
サスケ「…うちはサスケだ」
A「サスケ、ありがとう」
サスケ「…ああ」
ナルト「(サスケのヤツ、なんかAを直視してねェ…。∑まさか!?)」
サスケ「ウスラトンカチ。何顔赤くしてんだよ」
ナルト「し、してねぇよ!!」
A「うふふ…((くすくす」
Aがやわらかく笑うと、二人は顔を赤くした。
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りん - 続きはないのですか? (2021年10月3日 8時) (レス) @page33 id: 7f0804ae82 (このIDを非表示/違反報告)
ぷーさん - サスケに一票! (2014年12月15日 0時) (レス) id: 668ebb6221 (このIDを非表示/違反報告)
? - サスケで//////// (2014年10月6日 16時) (レス) id: ad84816bae (このIDを非表示/違反報告)
ナカニン☆ - サソリに一票!! 御願いします♪ (2014年8月26日 19時) (レス) id: 5703a04258 (このIDを非表示/違反報告)
エア - マダラぁ…///// あ、取り乱してすいません!! とっても面白いですッ!才能あっていいなー って思います。更新待ってまぁすっ(^∀^)/ (2014年8月21日 17時) (レス) id: 95983f28e4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ミント | 作成日時:2014年4月15日 14時