第31話 ページ32
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ゼツ「老いぼれなのに、よく戦えるね/チッ、面倒ナクズダナ…」
フジ「けほっ…」
血を吐き出すフジ。
黒ゼツが冷ややかな眼差しを向ける。
ゼツ「さっさとくたばってほしいんだけどさ/オマエカラ、絞リ出シタイ情報ガアル」
フジ「…」
ゼツ「だから…/一緒ニアジトニ来テモラウゾ」
フジ「やれるもんなら…やってみろ…！」
ゼツ「…！？/オマエ、ソノ身体！？」
フジの身体が赤いオーラに包まれる。
ゼツ「まさか…！/オマエ…！！」
フジ「尾獣玉！！！」
爆発音が響いた。
＊＊＊
自分はなぜ、生まれてきたのか───。
暗い闇の中でうずくまりながら、自分は膝を折り、頭を抱える。
きっかけは、ほんのささいなことだった。
ただ、彼女の笑顔が見たくて、寂しがり屋の彼女の側にいたいと思っただけで───。
彼女の涙を見るたび、あの子を泣かせた人たちに激しい憎しみを覚えた。
ねえ、泣かないで？
君の泣く姿を、オレは見たくない。
君を泣かせる者、哀しませる者、苦しめる者。
オレが全部、壊してあげるから───。
だから、笑って。“オレの大切なA。”
＊＊＊
小南「ペイン…」
ペイン「小南か、どうした？」
降りしきる雨を見上げていたペインは、振り返って小南を見つめた。
小南「例の人柱力を仲間に入れるというのは…本当なの？」
ペイン「…ヤツが決めたことだ。十一尾の力で世界が平和になるのなら…」
小南「でも…十一尾の力は…！！」
小南がそう叫ぼうとしたとき、
オビト「何だ、計画に不満があるのか？」
小南「…ッ！」
オビトの低い声が遮った。
小南「…」
オビト「オレたちが成し遂げようとしている計画が決して生ぬるいものではないことを、お前なら分かっているだろう？小南」
ペイン「小南、全ては計画のためだ」
小南「…っ、アジトに戻る」
小南は二人に背を向けて、闇の向こうへ消えた。
オビト「…長門。小南を説得させておけ。万が一のためにな」
ペイン(長門)「ああ…」
オビトはペインに見えない角度で、ゆっくり口元に笑みを浮かべた。
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りん - 続きはないのですか？ (2021年10月3日 8時) (
レス) @page33 id: 7f0804ae82 (このIDを非表示/違反報告)
ぷーさん - サスケに一票！ (2014年12月15日 0時) (レス) id: 668ebb6221 (このIDを非表示/違反報告)
? - サスケで//////// (2014年10月6日 16時) (レス) id: ad84816bae (このIDを非表示/違反報告)
ナカニン☆ - サソリに一票!! 御願いします♪ (2014年8月26日 19時) (レス) id: 5703a04258 (このIDを非表示/違反報告)
エア - マダラぁ…///// あ、取り乱してすいません！！ とっても面白いですッ！才能あっていいなー って思います。更新待ってまぁすっ(^∀^)/ (2014年8月21日 17時) (レス) id: 95983f28e4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミント | 作成日時：2014年4月15日 14時
