第3話 ページ4
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ナルト「でっけぇ森だってばよ…」
サクラ「…」
フジが案内した園尾の里へ続く場所は、巨大な森だった。
サスケ「ここを通り抜けるのか」
カカシ「これはまたすごい森ですね…。敵がどこに潜んでいるかもよく分からない」
フジ「ワシのような老人が一人、のこのこ歩いていたら盗賊に殺されてしまうでのう…。あなた達の力を借りたかったのじゃ…」
ナルト「そうだったのか。でも、もう安心していいってばよ！！オレ達が守るから！！」
元気よく笑って答えたナルトを見て、フジは一瞬、目を見開いた。
フジ「…。…頼もしい子じゃのう」
サスケ「…」
すぐに優しく微笑んだフジをサスケは横目で見つめていた。
＊＊＊
どうしたって、誰もわたしを見てくれない。
存在を認めてくれない。
おかしい、そんなのおかしい！！！
わたしだって、人間なのに！！！
人の優しさに守られたいって、思ってるのに！！！
『お前はバケモノだ』と、冷ややかな目で見られて冷たい言葉を投げつけられる。
誰も…わたしを…見てくれない…。
悔しい…苦しい…。
誰か…お願い…わたしを…………。
＊＊＊
ナルト「なぁ、えーと…フジのじいちゃん？」
フジ「ん？なんじゃ？」
前方をフジと並んで歩きながら、ナルトは彼に尋ねた。
ナルト「園尾の里ってどんな場所なんだってばよ？オレ、聞いたことねぇんだ」
フジ「そうじゃな…。園尾は小さい里じゃから知っている者はあまりいないじゃろう…。
美しい花が咲く、"楽園"のような場所じゃ」
ナルト「楽園…？」
ナルトは目を瞬かせる。
フジはおだやかに笑う。
フジ「きれいな場所なんじゃ。それで、そこに昔、かわいがっていた本当の娘のような子供がいて…その子にもう一度、会いたいんじゃ」
ナルト「それって、誰なんだ？」
フジ「Aっていってな、それはそれはとても容姿が美しく、優しい心を持った女の子なんじゃよ」
ナルト「A…か。オレも会ってみたいってばよ！！」
フジ「そうじゃな…。早く…」
フジは小さくつぶやき、うつむいた。
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りん - 続きはないのですか？ (2021年10月3日 8時) (
レス) @page33 id: 7f0804ae82 (このIDを非表示/違反報告)
ぷーさん - サスケに一票！ (2014年12月15日 0時) (レス) id: 668ebb6221 (このIDを非表示/違反報告)
? - サスケで//////// (2014年10月6日 16時) (レス) id: ad84816bae (このIDを非表示/違反報告)
ナカニン☆ - サソリに一票!! 御願いします♪ (2014年8月26日 19時) (レス) id: 5703a04258 (このIDを非表示/違反報告)
エア - マダラぁ…///// あ、取り乱してすいません！！ とっても面白いですッ！才能あっていいなー って思います。更新待ってまぁすっ(^∀^)/ (2014年8月21日 17時) (レス) id: 95983f28e4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミント | 作成日時：2014年4月15日 14時
