第25話 ページ26
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ナルト「カカシ先生ってば、ときどき意味わかんねーってばよ」
A「…」
ナルト「な、A?」
A「うん、そうだね」
ナルト「?」
結局、話し合いの結果、暁のアジトへ侵入する作戦はなくなり、現地解散となった。
サクラとサスケと別れ、Aはナルトと一緒にナルトの家へ向かっている。
A「…(いきなり、あの団体の侵入の話がカカシ先生の口から出たときはビックリしたけど…まさか…)」
ナルト「A!!」
A「…?」
いきなり大きな声で呼ばれてAはきょとんとした。
A「なに?ナルト」
ナルト「さっきからなんか、ボーッとしてんぞ。どうしたんだってばよ?」
A「ううん…なにもない…」
ナルト「ホントか?悩みがあるならいつでもオレに言えってばよ!!相談に乗るから^^」
A「…うん」
ナルトの笑顔にAはうなずく。
しかし、なにか嫌な予感がこれから起こるかのように、モヤモヤとした晴れない気持ちはAの心に影を落としていた。
***
忍「風影様、こちらの書類にサインをお願いします」
我愛羅「ああ…遅れてすまない」
我愛羅はムダのない動作で、書類にサインをした。
忍が頭を下げて部屋を出て行く。
我愛羅「…」
手元の紙に目を通して、浅く息を吐いたとき、
テマリ「我愛羅」
我愛羅「テマリ…」
テマリ「なんだ、まだ仕事が残っていたんだな」
我愛羅の手から紙を奪い取り、ため息をつくテマリ。
我愛羅「どうした、なにかあったのか?」
テマリ「ん?ああ、カンクロウとさっき話してたんだが…気晴らしに、木の葉へ行かないか?」
我愛羅「…木の葉に?」
テマリ「『ずーっと部屋にこもりっぱなしじゃ、身体が鈍るじゃん』ってアイツが…な。どうだ?」
我愛羅「そうだな。久しぶりに…ナルトと話をしてみたいと思っていた」
テマリ「おっ、決まりだな!じゃあ明日、朝早くここを出るぞ。お忍びでな」
我愛羅「一応、書き置きをしておく…木の葉へ出立すると」
我愛羅は目を細め、おだやかな笑みを浮かべた。
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りん - 続きはないのですか? (2021年10月3日 8時) (レス) @page33 id: 7f0804ae82 (このIDを非表示/違反報告)
ぷーさん - サスケに一票! (2014年12月15日 0時) (レス) id: 668ebb6221 (このIDを非表示/違反報告)
? - サスケで//////// (2014年10月6日 16時) (レス) id: ad84816bae (このIDを非表示/違反報告)
ナカニン☆ - サソリに一票!! 御願いします♪ (2014年8月26日 19時) (レス) id: 5703a04258 (このIDを非表示/違反報告)
エア - マダラぁ…///// あ、取り乱してすいません!! とっても面白いですッ!才能あっていいなー って思います。更新待ってまぁすっ(^∀^)/ (2014年8月21日 17時) (レス) id: 95983f28e4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ミント | 作成日時:2014年4月15日 14時