第24話 ページ25
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小南「…ペイン、アジトの隅っこで体育座りしながら、いじけているのやめてくれないかしら?」
ペイン「…うぅっ、だって、みんなオレのことバカにしてるんだもん(´・ω・`)」←
小南「や・め・ろ★」←
ペイン「はい!!わかりましたですでございますです!?」←
小南「(スルー)そういえば、最近…トビが見えないわね」
ペイン「(スルー!?)え…あ、用事があるって言って当分抜けるって…」
小南「そう…(嫌な予感がするわね)」
見上げた空は、灰色に染まっていた。
***
カブト「…遅かったね。もっと早く来るのかと思っていたんだけど」
トビ「黙れ。こちらはやらなければならないことがあるんだ。お前に構っている時間など、もったいないぐらいだ」
すると、カブトはやれやれと肩を竦めた。
カブト「ひどいなぁ…“あの件”について知りたいことがあるって言ったのはキミじゃないか」
トビ「それはもういい。それより…」
カブト「せっかちだね。"彼"なら、あそこだよ…」
トビ「…」
トビはそのまま、カブトの脇を通り抜ける。
一瞬、カブトの口元に笑みが浮かんだ。
***
?「…なにも変わっていないな。つまらん…」
トビ「…本当に蘇ったのか」
?「…」
赤い鎧をまとった、黒髪の男がトビに振り返る。
トビ「──うちはマダラ」
マダラ「…」
マダラは顔色一つ変えずに、無言でトビを見下ろした。
マダラ「…オビトか」
オビト「そうだ」
マダラ「…フン」
たいして興味がなさそうにマダラはオビトから目をそらし、曇り始めた空を見上げる。
マダラ「…オレが死んだ後、なにがあった」
オビト「…幻の十一尾の人柱力のことか?」
マダラ「…」
マダラは答えない。
背中を向けている。
オビト「残念ながら、園尾の里はアンタが死んだ数年後に滅ぼされた。生存者は0だ」
マダラ「…あんな陳腐な里に住む人間ならば、死んで当然だ。あの里に、忍など一人もいないのだからな。身を守る術すら知らない…低級な人間の集まりなど、くだらん」
オビト「…」
マダラ「やはり、この世界は価値がない。あの計画を再実行するべきなのだ。
…十尾の力を使い、すべてを滅ぼす」
ゆっくりマダラの口角がつり上がったのを見て、オビトは息を潜めた。
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りん - 続きはないのですか? (2021年10月3日 8時) (レス) @page33 id: 7f0804ae82 (このIDを非表示/違反報告)
ぷーさん - サスケに一票! (2014年12月15日 0時) (レス) id: 668ebb6221 (このIDを非表示/違反報告)
? - サスケで//////// (2014年10月6日 16時) (レス) id: ad84816bae (このIDを非表示/違反報告)
ナカニン☆ - サソリに一票!! 御願いします♪ (2014年8月26日 19時) (レス) id: 5703a04258 (このIDを非表示/違反報告)
エア - マダラぁ…///// あ、取り乱してすいません!! とっても面白いですッ!才能あっていいなー って思います。更新待ってまぁすっ(^∀^)/ (2014年8月21日 17時) (レス) id: 95983f28e4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ミント | 作成日時:2014年4月15日 14時