検索窓
今日:12 hit、昨日:7 hit、合計:60,913 hit

第24話 ページ25

.
.


小南「…ペイン、アジトの隅っこで体育座りしながら、いじけているのやめてくれないかしら?」

ペイン「…うぅっ、だって、みんなオレのことバカにしてるんだもん(´・ω・`)」←

小南「や・め・ろ★」←

ペイン「はい!!わかりましたですでございますです!?」←

小南「(スルー)そういえば、最近…トビが見えないわね」

ペイン「(スルー!?)え…あ、用事があるって言って当分抜けるって…」

小南「そう…(嫌な予感がするわね)」


見上げた空は、灰色に染まっていた。



***



カブト「…遅かったね。もっと早く来るのかと思っていたんだけど」

トビ「黙れ。こちらはやらなければならないことがあるんだ。お前に構っている時間など、もったいないぐらいだ」


すると、カブトはやれやれと肩を竦めた。


カブト「ひどいなぁ…“あの件”について知りたいことがあるって言ったのはキミじゃないか」

トビ「それはもういい。それより…」

カブト「せっかちだね。"彼"なら、あそこだよ…」

トビ「…」


トビはそのまま、カブトの脇を通り抜ける。


一瞬、カブトの口元に笑みが浮かんだ。



***



?「…なにも変わっていないな。つまらん…」

トビ「…本当に蘇ったのか」

?「…」


赤い鎧をまとった、黒髪の男がトビに振り返る。


トビ「──うちはマダラ」

マダラ「…」


マダラは顔色一つ変えずに、無言でトビを見下ろした。


マダラ「…オビトか」

オビト「そうだ」

マダラ「…フン」


たいして興味がなさそうにマダラはオビトから目をそらし、曇り始めた空を見上げる。


マダラ「…オレが死んだ後、なにがあった」

オビト「…幻の十一尾の人柱力のことか?」

マダラ「…」


マダラは答えない。


背中を向けている。


オビト「残念ながら、園尾の里はアンタが死んだ数年後に滅ぼされた。生存者は0だ」

マダラ「…あんな陳腐な里に住む人間ならば、死んで当然だ。あの里に、忍など一人もいないのだからな。身を守る術すら知らない…低級な人間の集まりなど、くだらん」

オビト「…」

マダラ「やはり、この世界は価値がない。あの計画を再実行するべきなのだ。
…十尾の力を使い、すべてを滅ぼす」


ゆっくりマダラの口角がつり上がったのを見て、オビトは息を潜めた。



.
.
.

第25話→←第23話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (55 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
78人がお気に入り
設定タグ:NARUTO , 人柱力 , ミント
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

りん - 続きはないのですか? (2021年10月3日 8時) (レス) @page33 id: 7f0804ae82 (このIDを非表示/違反報告)
ぷーさん - サスケに一票! (2014年12月15日 0時) (レス) id: 668ebb6221 (このIDを非表示/違反報告)
? - サスケで//////// (2014年10月6日 16時) (レス) id: ad84816bae (このIDを非表示/違反報告)
ナカニン☆ - サソリに一票!! 御願いします♪ (2014年8月26日 19時) (レス) id: 5703a04258 (このIDを非表示/違反報告)
エア - マダラぁ…///// あ、取り乱してすいません!! とっても面白いですッ!才能あっていいなー って思います。更新待ってまぁすっ(^∀^)/ (2014年8月21日 17時) (レス) id: 95983f28e4 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ミント | 作成日時:2014年4月15日 14時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。