第22話 ページ23
.
.
カカシ「ところで、体の調子はどうなの?ナルト達と一緒に病室を抜け出して綱手様に、こっぴどく叱られたそうだけど…」
A「平気ですよ。病室を抜け出したのは私のせいなんです。すみませんでした」
カカシ「お、礼儀正しいね…(なんか…)」
カカシは愛想のいい笑みを浮かべた。
カカシ「こんな時間に出歩くのはだめだぞ。早く帰るんだ」
A「はい」
サスケ「…」
サスケが口を開こうとしたとき、
ナルト「Aーーーーー!!」
ナルトが走ってきた。
A「ナル──」
名前を最後まで言う前に、Aはナルトに抱きつかれた。
サスケ「!?」
カカシ「(゚ д゚)」←
A「ナ、ル…」
ナルト「急にいなくなんなよ!!オレってば焦ったってばよ!」
A「え…ご、ごめん…」
ナルト「…、…!?///」
我に返ったナルトは慌ててAから離れた。
よっぽど、彼女を心配していたそうだ。
ナルト「って、カカシ先生!?サスケ!?」
サスケ「…ウスラトンカチ。じゃあな」
シュッと音を立てて消えるサスケ。
カカシ「じゃっ」
カカシも続いて消える。
その場にナルトとAが残された。
ナルト「…(き、気まずっ!!)」
A「…」
場の沈黙にナルトはもだえそうになったが、やがてその手をAが掴んだ。
ナルト「…?///」
A「ごめんね、心配かけて。帰ろうか」
微笑むA。だが、その目には悲しみが宿っている。
月の光を浴びた彼女はいつもより儚く、弱々しく──美しく見えた。
ナルトは顔を真っ赤にする。
ナルト「う、ん…」
A「…」
Aは月を見上げて、切なく笑った。
***
『A…』
『いやあああああああ!!!』
なんでなんでなんでなんでなんでなんで!?
なんで、なんで、なん…で……。
みんな…みんなが…。
血を血が…!!
『A…来い…』
『いや…!!来ないで…来ないでぇ!!』
涙がこぼれ落ちる。
死んだ。
みんな。
ミンナガ、チヲナガシテシンダ。
“シンジャッタ”
『お願い……許して……助けて……』
((グチャ…ドサ…ッ。
鮮血に視界を奪われた。
.
.
.
78人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「NARUTO」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
りん - 続きはないのですか? (2021年10月3日 8時) (レス) @page33 id: 7f0804ae82 (このIDを非表示/違反報告)
ぷーさん - サスケに一票! (2014年12月15日 0時) (レス) id: 668ebb6221 (このIDを非表示/違反報告)
? - サスケで//////// (2014年10月6日 16時) (レス) id: ad84816bae (このIDを非表示/違反報告)
ナカニン☆ - サソリに一票!! 御願いします♪ (2014年8月26日 19時) (レス) id: 5703a04258 (このIDを非表示/違反報告)
エア - マダラぁ…///// あ、取り乱してすいません!! とっても面白いですッ!才能あっていいなー って思います。更新待ってまぁすっ(^∀^)/ (2014年8月21日 17時) (レス) id: 95983f28e4 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ミント | 作成日時:2014年4月15日 14時