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第19話 ページ20

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カカシ「…」


カカシは一人、夜道を歩いていた。


カカシ「(まいったね、これは…)」


ふー…と浅く息を吐きながら、先ほどの綱手とのやり取りを思い返した。



***



綱手『…暁を誘き寄せる作戦だ』

カカシ『…!』

綱手『攻められるのを待っているよりはマシだろう。少しでも奴らの情報を手に入れる必要がある』

カカシ『しかし、綱手様…。お気持ちはわかりますが、それは…』

綱手『あたしだって、最初は本当はこんな作戦を実行しようなんて思ってなかったよ。…だが、ナルトやAの為にもいくつか危ない橋を渡る必要を迫られる覚悟は出来ていた…』

カカシ『…』

綱手『今すぐ行けとは言わない。それなりの時間を用意し、準備を整える。それから二人にはあたしから直接伝えておく』

カカシ『…そうですね。わかりました』

綱手『…あたしはナルトやAを邪険に思ったことはない。二人を失いたくない…。
これはただのあたしの“ワガママ”かもしれないが…カカシ、頼む。協力してくれ』



***



カカシを見つめる彼女の目には、迷いのない光が滲んでいたが、組まれた指はかすかに震えていた。


カカシ「(覚悟か…綱手様はきっと、それだけ必死なんだな…二人を守る為に。だったら、オレも協力しなきゃな…)」


星空を見上げて、カカシは再び足を進めた。



***



A「夜は静かだなぁ…。昼間は結構、賑やかなんだけど」


きょろきょろと周りを見渡しながらAは、里の中を歩き回る。


A「んー、どこ行こうかな…」


Aがそう呟いたとき、


「A!!」


聞き覚えのある声が聞こえてAは振り返った。


A「あ、サスケ!」

サスケ「『あ、サスケ!』じゃねぇよ!こんな夜中になに一人で歩いてんだよ!?」

A「いや、目が覚めちゃって…散歩でもしようかなって。それに、あんまり里の中を見てないから見てみたいなって思ったから」

サスケ「だからって一人で歩くな。ナルトはどうした?」

A「寝てるよ」

サスケ「…はぁ」


ため息をつきながら、サスケはAの手をつかんだ。


A「?」

サスケ「…ちょっと来い」

A「え」


サスケはAを連れて歩き出した。


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りん - 続きはないのですか? (2021年10月3日 8時) (レス) @page33 id: 7f0804ae82 (このIDを非表示/違反報告)
ぷーさん - サスケに一票! (2014年12月15日 0時) (レス) id: 668ebb6221 (このIDを非表示/違反報告)
? - サスケで//////// (2014年10月6日 16時) (レス) id: ad84816bae (このIDを非表示/違反報告)
ナカニン☆ - サソリに一票!! 御願いします♪ (2014年8月26日 19時) (レス) id: 5703a04258 (このIDを非表示/違反報告)
エア - マダラぁ…///// あ、取り乱してすいません!! とっても面白いですッ!才能あっていいなー って思います。更新待ってまぁすっ(^∀^)/ (2014年8月21日 17時) (レス) id: 95983f28e4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ミント | 作成日時:2014年4月15日 14時

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