第14話 ページ15
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カツカツ…と静かな足音が響く。
イタチ「サソリさん」
サソリ「…イタチか」
洞窟の壁に背を預けて、目を足元に視線を向けていたサソリは、イタチが来ると横目で彼を見た。
サソリ「無駄話は時間の無駄遣いだ。だから、単刀直入に聞く…お前達二人が園尾の里に行ったのか？」
イタチ「そうです。十一人目の人柱力を探しに。…ですが、里はすでに何者かの手によってか、滅ぼされていました」
サソリ「…生存者は」
イタチ「オレ達が確認したところ、いませんでした。おそらくは皆殺しにされたのかと…」
サソリ「…そうか。なら、いい」
イタチ「サソリさん」
背を向けたサソリにイタチは尋ねた。
サソリ「…なんだ」
イタチ「園尾の里をご存知ですか？」
サソリ「…」
イタチ「失礼を申し上げたならば、先に謝ります。すみません。サソリさんは幻の十一尾の人柱力に興味がおありで？滅多に他人に干渉しようとしないアナタがそんなことを聞くので…」
イタチが控えめにそう言うと、サソリは静かに言葉を紡いだ。
サソリ「…興味なんてねぇよ。ただ…知り合いがいて、そいつも死んだのかと思ったから確かめたかっただけだ…」
イタチ「…そうですか」
サソリは黙ってそのまま、暗闇の中へ消えた。
＊＊＊
サスケ「さて、これからどうする？」
A「どうするって…？」
ナルト「あ！！そっか、Aってば家がねーじゃん！！」
A「うん、ないよ」
Aがこともなげにそう言ったので、ナルトはズコッとこけた。
ナルト「なんでそんな冷静なんだよ！？」
A「焦っても仕方ないからね。『落ち着いて物事に取り組め』って言われたの」
Aは寂しそうな表情をしながら言った。
彼女を置いて去ってしまったまだ見えない人間にナルトは苛立ちを覚える。
ナルト「(なんで、そいつはAを置き去りになんかしたんだよ…)」
サスケ「やっぱり、病院に戻った方がいいんじゃないか？また、怒られるぞ」
A「そうだね、じゃあ…」
ナルト「オレん家に来いってばよ！！」
A「え？」
サスケ「なに言ってんだ」
ナルト「病院になんか戻ったってつまんねーだろ！？オレってば、一人だし！！文句言う奴なんていないから！！」
A「…じゃあ、行く」
Aはギュッ…とナルトの服の袖をつかんだ。
ナルト「！！？///」
A「ナルトの家に行くよ」
Aの笑顔にナルトはノックアウトされた。
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りん - 続きはないのですか？ (2021年10月3日 8時) (
レス) @page33 id: 7f0804ae82 (このIDを非表示/違反報告)
ぷーさん - サスケに一票！ (2014年12月15日 0時) (レス) id: 668ebb6221 (このIDを非表示/違反報告)
? - サスケで//////// (2014年10月6日 16時) (レス) id: ad84816bae (このIDを非表示/違反報告)
ナカニン☆ - サソリに一票!! 御願いします♪ (2014年8月26日 19時) (レス) id: 5703a04258 (このIDを非表示/違反報告)
エア - マダラぁ…///// あ、取り乱してすいません！！ とっても面白いですッ！才能あっていいなー って思います。更新待ってまぁすっ(^∀^)/ (2014年8月21日 17時) (レス) id: 95983f28e4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミント | 作成日時：2014年4月15日 14時
