NARUTO 幻の十一尾の人柱力

第13話 ページ14

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綱手「このバカもの！！」


綱手がナルトの頭をゴチンッと鈍い音を立てて、殴った。


ナルト「いってぇ！！？(泣)」

綱手「まったくお前ら！！勝手に病室を抜け出したりしてなにかあったらどうするんだ！！」

サスケ「…」

A「すみません…わたしがわがまま言ったんです」


Aが涙目で頭を抑えているナルトをかばうように、彼の前に立った。


ナルト「なっ──！？」

綱手「ん？お前が十一尾の人柱力か…」

A「はい」

綱手「お前とナルトは危険な集団に狙われている。だから、勝手な行動は控えるようにしろ。最悪の場合、助けに行けないだろう」

A「すみません」

ナルト「違うってばよ！！綱手のばあちゃん！！オレが…」

サスケ「今後、気をつけます」


サスケはAの手をつかんだ。


A「？」

サスケ「ナルト、行くぞ」

ナルト「は？あ、ちょっ！！」


Aを連れて火影の部屋を後にするサスケを慌ててナルトは追いかける。


綱手「はぁ…やれやれ…」


綱手は深いため息をつき、一枚の紙に目を通し、顔をしかめた。



＊＊＊



デイダラ「人柱力狩り、終わったぞ！！うん」

ヒルコ「…」

ペイン「あ、デイダラーお疲れ☆」←

デイダラ「うんん！？リーダー、キャラ変だぞ！？」←

ヒルコ「…」


ヒルコがカタカタと音を立てて、崩れる。


中から赤髪の少年が這い出てきた。


サソリ「…」

ペイン「サソリ、なに怖い顔してんの？あ、わかった！任務で疲れたのか☆」←

サソリ「…砂鉄かi ((ペイン「やめてえええええええええ！！！」←…」


サソリはガタガタと震えるペインを無視して、洞窟の奥へ向かう。


ペイン「あー、サソリ、怖い((ガタガタ」

デイダラ「お前が組織に入れたんだろーが！！」

ペイン「∑違うよ！？サソリが自分で入ったんだもん！！」

デイダラ「言い方かわいくねーよ！！」


アホなやり取りをしながら、二人も洞窟の中へ入っていく。


ペイン「ね、デイダラ…」

デイダラ「なんだよ？」

ペイン「最近…サソリ、機嫌悪くない？」

デイダラ「お前でもそう見えるのか…じゃあ、やっぱり機嫌が悪いんだな、うん…」

ペイン「オレの扱い(泣)」←

デイダラ「サソリの旦那、なんにも言わねーからな…でも、なにかあんだろ、うん」


デイダラは小さくつぶやき、彼の背中を見つめた。



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