3話 ページ3
「お邪魔しまーす…」
「どうぞー」
会社の最寄駅から6駅、乗り換えは1度のみで駅から徒歩10分弱と好立地のマンション。中は思ったよりも綺麗にされていて玄関も広い。壁にはお洒落に絵なんかも飾られている。
「さすが2DK……。いいなあ私も総合職にしてたら住宅手当出てたのに」
「まあその代わり転勤あるんだけど。あ、そこ今日からお前の部屋な」
布団一つだけ置かれた部屋にキャリーケースを置いて部屋を見渡す。話には聞いてたけどいい所住んでるんだなあ。前の部屋1Kだったし。
居候の提案をしてくれたあの日、動揺して取引先に空メールを送るという失態を犯したが、詳しく話を聞けばどうやら一つ空いている部屋があるらしく、現在物置代わりになっているから使ってくれていいとの事だった。
勿論、最初は彼に迷惑は掛けられないと丁重にお断りしたが、嵩んでいくホテル代と失った衣類を買い戻すだけでいくら必要になるかの見積もりを出され、意識が遠のく感覚に気付けば私から�盒兇砲�願いしていたのである。
「さっき来た道で説明したけど、スーパーもコンビニもすぐ近くにあるから」
「はーい」
「あとこれ、鍵。無くすなよ」
ぽん、と手渡されたのは大きなキャラクターのストラップが付いた部屋の鍵。�盒兇海鵑覆旅イ�だったのか。
「他はー…特にないか。家の中の物は好きに使ってくれていいよ」
「うん。…ごめんね、ありがと」
「んー？別に家失ったのはお前のせいじゃないし。家探すのは手伝うからさ。気にすんなって」
なんだか至れり尽くせりで申し訳ない気持ちでいっぱいになってしまう。暫くお世話になっちゃうけどその間に家事とか料理で恩返し出来ればいいな。
「え？これ�盒兇陵直�期？顔ウケる」
「お前追い出すぞ」
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みゆ(プロフ) - 同期のゆうとくん最高ですねが止まらないです。更新おとなしく待ってます！ (2019年6月20日 1時) (
レス) id: 0542e44443 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：百瀬 | 作成日時：2019年4月29日 2時
