LOVE.20 ページ21
ある日の本屋。
「あれ、A？」
「………熱史！」
学校近くの本屋でバイトをしていたら、熱史と遭遇しました。
・
・
硫黄と立のデート以降、あの日みたいに推しに服を買ってもらうなんてこと、無いようにしたいと思った私は学校の近くで、高校生も受け入れているお店でバイトを始めた。
そのひとつがこの本屋。家と学校の真ん中くらいで、距離的にもちょうどいい。同じバイトの人たちも優しくて、素敵なバイト先だ。
今日の私の担当はレジで、店に入ってきた熱史に軽く手を振り、熱史は商品を選びに、私は仕事に戻った。
それから数分後。
「いらっしゃいませー。あ、熱史だ」
「ここでバイトしてたんだね」
「そう、ちょっと前に始めたんだけど、結構楽しくてさ」
……手と口を両方一緒に動かすのはなかなか難しい。なんだかドキドキしながら商品を通して、会話を続ける。
「熱史はここ、よく来るの？
2点で648円でーす」
「うーんまぁ、学校から近いからな。読む本無くなったり、文房具きらしたら来るよ。あ、これで」
「文房具もあるって便利だよねー。1000円お預かりします」
熱史から受け取った1000円札をレジに吸い込ませて、ぽちぽちとボタンを押していると、店内の時計をちらりと見た熱史が、私に少し顔を近づけて聞いた。
「結構もう遅いけど、バイト何時まで？」
「６時半まで。はい、352円のお返しです」
お釣りを差し出しながら答えると、もう一度時計を見た熱史が小銭を財布にしまいながらにっこりと笑った。
「あと10分くらいか。一人なら送ってこうか？」
「え、いいの？」
「もちろん。待ってるよ」
「………なんかナンパみたいだね。メアドとか書いて渡す？」
嬉しい反面、なんだかナンパみたいで面白くて、口元が緩むのを隠さずに言ったら、「先輩をからかうな！」と熱史が少し赤い顔をした。
………推せる。
続く (更新停止中)
お気に入り登録で更新通知を受け取ろう
←LOVE.19
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
温泉まんじゅう
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキーナンバー
8
ラッキーアルファベット
X
ラッキー方角
西 - この方角に福があるはずです
おみくじ
おみくじ結果は「末凶」でした！
本日の美男子
鳴子硫黄
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 107人がお気に入り
お気に入り作者に追加
「トリップ」関連の作品
この作品を含むプレイリスト ( リスト作成 )
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
七虹*(プロフ) - 最ッッ高に面白いです！！更新するのは疲れるでしょうが頑張ってください！！！無茶苦茶応援してます！ (2017年8月2日 1時) (
レス) id: c56f76e7f9 (このIDを非表示/違反報告)
絢瀬 - この小説を読んでいたら私が不登校だったときこのアニメ(一期)に助けられていたことを思い出しました。更新頑張ってください！ (2017年7月27日 10時) (レス) id: 22fe0020ad (このIDを非表示/違反報告)
みっちぇる(プロフ) - すごく面白くてキュンキュンします！頑張って下さい！ (2017年4月9日 18時) (レス) id: 994ee7041b (このIDを非表示/違反報告)
†NONOKA†(プロフ) - くぁぁぁぁ！！萌えが、萌えが止まらない、、、ありがとうございます！この作品に会えて本当に良かった！更新頑張って下さい！！ (2017年4月6日 23時) (レス) id: 68ea886e3c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
